金ケ崎町議会 > 2017-03-07 >
03月07日-04号

  • "代理"(/)
ツイート シェア
  1. 金ケ崎町議会 2017-03-07
    03月07日-04号


    取得元: 金ケ崎町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-01
    平成29年  3月 定例会(第1回)            平成29年第1回金ケ崎町議会                定例会会議録議 事 日 程 (第4号)                    平成29年3月7日(火)午前10時00分開議       開  議日程第 1  施政方針及び教育行政方針に対する質問日程第 2  諮問第 1号 人権擁護委員候補者の推薦に関し意見を求めることについて日程第 3  諮問第 2号 人権擁護委員候補者の推薦に関し意見を求めることについて日程第 4  議案第 1号 金ケ崎町固定資産評価審査委員会委員の選任に関し同意を求め              ることについて日程第 5  議案第 2号 金ケ崎町農業委員会の委員等の定数に関する条例日程第 6  議案第 3号 金ケ崎町一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条              例日程第 7  議案第 4号 金ケ崎町特別職の職員の給与並びに旅費及び費用弁償に関する              条例の一部を改正する条例日程第 8  議案第 5号 金ケ崎町税条例等一部を改正する条例日程第 9  議案第 6号 金ケ崎町民菜園パーク設置条例の一部を改正する条例日程第10  議案第 7号 金ケ崎町消防団員の定員、任免、給与及び服務等に関する条例              の一部を改正する条例日程第11  議案第 8号 ふるさと伝承館設置条例を廃止する条例日程第12  議案第 9号 金ケ崎町生涯教育センター条例の一部を改正する条例       延  会〇出席議員(16名)   1番  青  木  俊  悦  君    2番  千  葉  良  作  君   3番  阿  部  典  子  君    4番  高  橋  美 輝 夫  君   5番  有  住     修  君    6番  巴     正  市  君   7番  阿  部  隆  一  君    8番  及  川  み ど り  君   9番  千  葉  正  幸  君   10番  山  路  正  悟  君  11番  梅  田  敏  雄  君   12番  千  田     力  君  13番  千  葉  和  美  君   14番  千  葉  正  男  君  15番  佐  藤  千  幸  君   16番  伊  藤  雅  章  君〇欠席議員(なし)〇説明のため出席した者       町        長     髙  橋  由  一  君       副    町    長     小 野 寺  正  徳  君       教    育    長     千  葉  祐  悦  君       監  査  委  員     金  田  正  幸  君       参 事 兼総合政策課長     高  橋     修  君       財  政  課  長     千  葉  達  也  君       会計管理者兼税務課長     高  橋  真 貴 子  君       住  民  課  長     小  澤  龍  也  君       子 育 て 支 援 課 長     及  川  美 奈 子  君       生 活 環 境 課 長     阿  部  一  之  君       商 工 観 光 課 長     高  橋  文  浩  君       農 林 課 長(兼)     髙  橋  義  昭  君       農 業 委員会事務局長       建  設  課  長     菅  原     睦  君       水 処 理センター所長     高  橋  宏  紀  君       教 育 次 長(兼)     千  田  浩  身  君       学校給食センター所長       中 央 生 涯 教 育     伊  藤  明  穂  君       セ ン タ ー 所 長       保 健 福 祉 センター     及  川  勝  博  君       事 務  長  補 佐〇本会議に出席した事務局職員       事  務  局  長     後  藤  清  恒       副    主    幹     千  田  美  和       主        事     滝  田  美  優 △開議の宣告 ○議長(伊藤雅章君) ただいまの出席議員は16人であります。 定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。 直ちに本日の会議を開きます。                                (午前10時00分) △議事日程の報告 ○議長(伊藤雅章君) 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付のとおりでございます。 △施政方針及び教育行政方針に対する質問 ○議長(伊藤雅章君) 日程第1、施政方針及び教育行政方針に対する質問を行います。 質問を許します。 9番、千葉正幸君。 ◆9番(千葉正幸君) 9番、千葉正幸であります。能あるタカは爪を隠し、能のないタカは全部隠し、普通のタカはよくしゃべると、私は古老から聞いた覚えがあります。普通のタカですので、何だりかんだり聞くかもしれません。一般質問みたいになるかもしれません。その辺は、町長、交通整理をして答弁をしていただければと思います。 まず最初に、施政方針を町長に伺います。私が認識している範囲内では、施政方針というのは髙橋由一船長金ケ崎丸がどこに行こうとしているのかをわかりやすく町民や議員にメッセージを送る、それを踏まえて職員が仕事をするという指標になるものだと私は思っておりました。町長も、施政方針をそういうつもりで書かれて演述されたものと思いますが、私から見れば少し不足しているなと。多分この22ページ、約1万6,000字の中に含まれているものと思いますが、一番最後のほうにちょっと触れておりますけれども、12年間就任以来、あるいは3期目の最後の年の年度として、今まで推し進めてきた住民主役のまち、活力のあるまち、健全な財政という3つを3期通してやってきたと。その上に立ってやると、こう言っていますけれども、反省、評価がないのです。ここを目標にこうやってきたけれども、その成果はこうあった、だが、何々の問題がうまくいかなかった、だけれども、そこには力を入れたいとかというのが強調されていないのがまず1つ残念でございます。その辺は、お答えいただけるのであれば、過去12年と今期4年目を迎えての心境なり反省、評価なりをお伺いしたいと思います。その上に立って、この演述をもう一読すれば、町長の考えがよく伝わるのではないかと私は思うので、お尋ねをいたします。 最後のほうに、結びのところに書いてありますけれども、右肩上がりの過去のやり方というのを改めたいと。これは、大分前から改めているのではないかと、ことしに入ってこういうふうになったのではなくて、世の中の動きと同時に、そういう方向には変わってきているのですが、特にここで強調されますと、新聞に載りましたように、成長をやめるというようなニュアンスに町民にとられるのはマイナスだと私は思うわけです。どんなに不景気でも、世の中の動きが鈍くても、成長をやめるということはよくないことだと。したがって、右肩上がりの物の考え方を改めることには賛成しますが、成長するということは、改めて考え直して、できる範囲内で成長するという考え方でないと、ここに書いてある事業が本当に町長やる気あるのだろうかという疑問を持たざるを得ないのでございます。 例えば工業団地をつくると、ここに書いていますよね。この工業団地をつくるというのを成長の考えからいえば、土地開発公社が中心となって積極的にやっていくと、町が主導権を握ってという時代がありました、右肩上がりのときは。だけれども、この施政方針からうかがえることは、町が中心になって工業団地を開発するという中身ではないですよね。ディベロッパーとか県とか、そういう人たちの力をかりて町も協力しながらやっていくという消極的な考え方ですよね。だとすれば、場合によれば物にならないかもしれないというリスクを抱えていることは確かなわけです。でもそのリスクを超えていかないと、ここに書いているうたい文句は実現できないのではないかという心配をするわけであります。したがって、町長が強調しています右肩上がりの過去の進め方は改めるというところをもう少し前向きになるように物の考え方を改めたほうがいいのではないかと私は思いますが、町長はどのようにお考えでしょうか。 それから、3点目は、先ほど言いましたように、施政方針というのは金ケ崎丸がどの方向に行くかというのを示すメッセージだとすれば、人、物、金、制度、つまり一つの経営を模索するものだと私は思うわけです。この演述の中に書いてあるのは、人については地域住民とどうかかわり合うかというところは、少し弱いような気がするのです。地域づくりを進めますと、住民主体のまちづくりを進めますというときは、住民のリーダーシップを発揮する人たちを養成するとか、もう少し町長の考え方を徹底して理解してもらうとか、そういう中身がどこにも見えないような気がするのです。 お金の問題についても、これは町長が今まで二宮尊徳の報徳精神を生かして入るをはかって出るを制するというところで健全財政をやってきたという、これは評価してもいいと思いますが、そのお金の問題をどうしていくのか、制度をどうするのか、その各般にわたって弱いような気がするのです。職員の研修をもう少しこうしたいとかというのがもっと強調されるべきだと、こう思います。 それと、もう一つ、役場の組織の動かし方がいまいち近代化していないのではないかと。きのうの答弁の様子を見ていますと、どの課が答えたらいいかわからないというのが何件か出ました。やはり最近の課題というのは各課にまたがるというものが、今に始まったものではなくて多くなってきているわけです。だから、生涯教育の場合は生涯教育センターの所長に教育的な事業を調整するという機能を与えているというふうに私は理解して、学校教育を、家庭教育も社会教育もインテグレーションするという意味合いの権限を与えているものと私は理解していました。しかし、役場の中は、その調整をするのは総合政策課ではないかと思うわけです。 きのう出た一つ二つの例だけではなくて、事業を効率的に、しかも限られた予算と人を生かしてやるには組織と組織がうまくつながらなければならないという、そういう課題を持っているのではないかと思います。町長の運営の技術ですから、私がとやかく言う筋合いのものではありませんが、顕著にあらわれてきていますので、そこの調整をちゃんととるような組織の運用といいますか、それらにもどういうお考えをお持ちかお伺いをいたします。 それから、金ケ崎丸がどこに行こうとしているのかというそのコンセプト、目標、多分若者が暮らしたいまち、女性にとって魅力的なまち、活力と特色のある地域というようなものが目立つ港ではないかなと思いますが、非常に述べられている用語は抽象的なのです。例えば若者が暮らしたいまちってどんなまちなのでしょうと、女性にとって魅力的なまちというのはどんなまちなのでしょうと、活力と特色のある地域をつくるってどういうふうにつくっていくのでしょうという具体的なものが見えなくて非常に抽象的なのです。その辺はどう、具体的にわかりやすい表現でいえば、町長はどういうまちをつくろうとしているのか、お尋ねをしたいと思います。 それから、地域づくりに特化して強調されておるようです。地域づくり推進室をつくり、地区センターの社教指導員の名前を支援員というような名前に変えたりして町長は力を入れようとしておりますが、どういう地域をつくるのかという方法と手段が今まで弱かったような気がするので、どういうふうに今年度は進めていかれるのかをお尋ねいたします。 それから、過去に強調していたものが消えてしまったものがあるわけです。第6次産業の推進については、一言も今回入っておりませんが、やはりこれも継続的な課題ではないかと思うのですけれども、6次産業はどのようにお考えなのでしょうか。産業との農業とのかかわりが非常に強いものですから、お尋ねをしたいと思います。 ばっはりした質問だけで恐縮でございますけれども、過去12年目と今期4年目の町長の姿勢は基本的にはわかりましたが、もう少しほとばしるような町長のロマン、行政に対するロマンが町民に伝わるようなご回答をいただければ幸いかなと思います。 それから、教育長にお尋ねをいたします。これも町長と同じように、教育行政を進めていく上では、経営という感覚を持たなければならないのではないかと思うわけです。そのことからいえば、人、物、金、制度、それをどう運用していくかという姿勢を示すのが教育行政方針ではないかなと思うのですけれども、そのうち、いつも私疑問に思っているのは、毎年毎年学力向上委員会をどうしますというのが必ずのるのですけれども、毎年毎年やっていて、なぜ学力が向上しないのでしょうか。学力の捉え方もいろいろありますけれども、端的に学校で習うことの覚えがどうなっているか、それを生かして生きる力にどうつながっているのかという学力、それがなぜ秋田や日本海側の県が優秀で、我が岩手県はかなり下のほうに位置している、学力調査などからいえばです、なぜ学力が向上にならないのかというのは、我々の子供の頭が悪いのではなくて、教え方に問題があるのではないでしょうかと。その辺のところをもう少し検討を加えて、課題というようなものがもっと、ここにも、こうしますということは書いてありますけれども、もっと今までと違う姿勢で対応しないと学力の向上にならないのではないかと、毎年うたい文句で学力向上というだけの話ではうまくないのではないかなと、こう思いますが、どういうふうにして学力を向上させようとしているのかお尋ねをいたします。 それから、生涯教育、30年超えましたか。当初スタートしたときの生涯教育の考え方や進め方がかなり崩れてきていると私は思います。現代に同じような商品を毎年並べて商売しても、それは売れるか売れないかわからないというのではいけませんので、その商品をどう変えて、どう並べて、どう売るかというのは毎年毎年変わってこなければならないと思いますけれども、何をどう売ろうとしているのかというのが少し明確化されていないと思うわけです。 教育行政の場合は、教育行政を行う権限が教育長に与えられておりますけれども、ないのは財政権だけ。だから、財政は町長と相談しなければお金がつかないと。それ以外の権限は教育委員会に与えられておるわけですから、もっと主体的な教育行政運営をすべきではないのかなと。 例えば生涯教育の場合に、いろいろな行事を企画して実施する場合に、ほとんどの起案文書は町長まで上がるのでしょう。これは、内部の細かいことですから、追及する考えはありませんけれども、何でも町長まで上がるというのではなくて、教育委員会の権限に属する教育事業については、専決、代決規程に基づいて町長のところに行かないで教育長のところでストップするものも大幅にあるはずなのです。それがどうも最近見ていると、町長のところまで判こをもらいにいくというのが多いのではないかと。その辺のけじめを、ちゃんと教育行政には主体性を持ってつけるというのが、主体的な教育行政を進める鍵ではないかなと、こう思うのですけれども、その辺、教育長はどうお考えでしょうか。 それから、この教育行政方針を定めるに当たって、県立大学で調査をした地区センターの事業仕分けとか、生涯教育研究所新妻二男先生のお力をかりて研究した成果がどのように生かされたのでしょうか。その辺をお聞きしたいと思います。 以上でございます。 ○議長(伊藤雅章君) 答弁願います。 町長。 ◎町長(髙橋由一君) では、私のほうから先にお答え申し上げます。 議員は、施政方針についてかなり熟読をされたと、こう思っておりますが、少し落ちている点もあるのかなと、こう思っております。それらを含めましてご質問されたのだと、こう思っていますので、6点にわたりまして答弁させていただきます。 第1点目の方針、どこに行くのかと。そこの中には、過去11年担当したその成果、反省点が必要なのだろうと、あるいはどう評価しているのだということがなければならないと、こういうお話でございました。私は、経営マネジメントは常にそういう状態にあると。PDCAサイクルそのものマネジメントシステムであり、町政の運営の私は基本にしておると、こう思っていました。ただ、その評価をしながら、この施政方針を書いているというのは、その基本であります。ただ、何々がこうだったからこうだという現状解決型の施政方針の中身にはなっておりません。こういうことで進めるというふうな演述内容になっておりますので、その点については必ずしも行財政改革のような形での評価にはしておらないと。ただ、そういう反省、あるいは課題を抱えながら、この施政方針ができているということはお伝えを申し上げたいと、こう思います。 それで具体的に住民主役というのはどうだったのだろうと、こういうお話でございます。このことにつきましては、私はやっぱり自治体というのは役場主体ではないということについて、就任時から申し上げてまいりました。というのは、役場がではなくて住民がと、そこに役場とどう取り組みをする、あるいは行政として執行しなければならないものがあると。そういうことのお互いの理解の上に住民主役のまちづくりをしなければ、私はいい町はできないし、持続性はないと、こう思って取り組んでまいりました。そういう中で、この3期にわたりまして各自治会で取り組んできた地域づくり、あるいは住民のリーダー、あるいは地域のそれぞれが課題解決に取り組むような、そういう勉強会もして取り組んできたと、こう思っています。 私は、大分住民の皆さんが自分たちの地域に対して、あるいは住民自治という物の考え方に対して理解浸透してきた部分はあると。しかし、まだまだ足りないところもあるのだろうと、こう思いますから、このことについては今後もこの3期、残された期間について強化、努力をしなければならないと、こう思っておるところでございます。 そういう中の一つは、地域自治会と連携をしながらの活性化委員会が一つであり、地域協働がその姿の一つだろうと、こう思って、いろんな事業が各自治会、各地域で主体的に行われてきたと、こういう点がございますので、そういう点についてはいい流れが始まっていると、こう思っております。 それから、2つ目の産業振興につきましては、一般質問の中でもございましたし、今回も触れておるところでございますが、工業団地内あるいは工業団地そのものについての対応の中では一応完売はしたと、こうなっておるところでございます。 そういう中で、企業誘致も進んだというのもそのとおりでありますし、工業だけではなくて農業の関係につきましても、基盤整備を含め、あるいは生産力が上がるような仕組みの法人化推進、あるいは営農組合の設立と、こういう点についても国の制度絡みはありますけれども、そういう点については地域で相談あるいは地域でそういう分野について尽力いただけるような体制はできたと。ただ、十分でない点は、解散をしている営農組合もあると、こういうことですから、そういう点では反省も必要ですが、なぜという現実的な課題解決に努力しなければならないだろうと、こういう課題はあると、こういうふうに思っていました。 さらに、財政の面について申し上げますと、私はこの方針の中でも触れておりますように、一番高かった将来負担については県下平均を下回るようになったと。これは、やっぱり町民の皆さんと議会の理解と協力があったからだと、こう思っています。そういう点で財政改革が進んだということは、紛れもない事実でありますし、実質負担、公債費比率はまだ高いところではございますが、もう少しになれば、これも改善された結果が出ると、こういう状況でございます。この3つにつきましては、おおよそ流れとして期待する、あるいはそういう方向で進められて、結果答えが出ておると、こういうふうに思っております。 それから、2点目の成長、右肩上がりの問題であります。私は、この文書の中で、成長しないとか、成長をやめますということは一行も触れていませんので、よくお読みいただいた中によっては、どこか漏れたのかなと、こういうことで申し上げたのであります。余り気にしないでください。 実は、どこのあれにそういう形でのりましたが、文面をよく見ますと、そういう中身ではなくて、今までの私たちの年代が最後の年代になるのかもしれませんが、高度経済成長、そしてバブルというものを経験したと。自治体は、そのときに何をやってきたかというと、そういう経済成長、ずっとこれからも成長するのだということを前提にいろんな事業、あるいはいろんな箱物を含めましてやってまいりました。これは、その時代の流れであり、必要性があったから、それはそれでいいと。あるいは必要だったと。しかし、今はそういう物の考えだけではうまくいきませんよということを私はこの中で述べたわけです。うまくいきませんよというのは、自治体そのものが財政の歳入歳出の物の考え方を今までと同じような形では予算編成は難しいと。あるいは、今後人口減少するという、いわゆる納税者が減るというわけですよね。そういう中と、もう一つは経済成長がここ失われた20年と言われるように、いわゆる1%、あるいは1%にもならなかった時代があったわけです。だけれども、過去の高度経済成長5%、8%というそういう物の考え方で今後の行政運営は難しいと。よって、そういう考え方からは脱却をして、新たなる視点での取り組みは必要だと。その視点が人口減少という大きな課題でありますよと。 それから、地域も金ケ崎の場合は6つの生活圏があるが、その6つの生活圏そのものの人口動態、大きく構造変化をしていると。そういう中で地域の生活機能、地域の維持というものが非常に難しくなってきている。そういうことに対して、具体的な対応をしなければならないと、これがこれからの持続ある地域社会、持続ある金ケ崎町政運営のためには、そのことについて十分理解をしながら対応策をきちっと出さないとやっていけない。こういうことについて、その過去の右肩上がりの自治体のあり方、進め方とは脱却しなければならないというのをここの中で触れているのでございます。 そういう意味で、予算の今回の編成を見ましても、縮小型の予算ではございませんから。そのことについては、ご理解いただければ、成長がないとか、将来性がないとか、発展性がないと、こういうものではないと。財調を崩してまでも予算編成をして将来につなぐと、こういう予算編成ですから、その辺の課題についても解決をしながらと、こういう考えでございます。 それから、3つ目の経営についての人の関係、職員の研修問題等入れて、地域のリーダー、そういう主役、あるいはそういう方々の育成については触れていないと、こういうお話でございますが、この文面全体の中には、やっぱり連携と協働の中で、地域の主体性あるいはお互い連携することによって効果を出せるような仕組みという点で、人づくりと地域づくりはセットで進めると、こういう考え方を持っておりますし、職員に対しましても、研修体制をさらに見直ししながら専門性を高める研修と、もう一つは地域づくり、あるいは地域性の高い事業が展開できるような職員の育成をしなければならないと。そういう点での取り組みは、今後も継続してやっていきたいと。 それから、ご指摘のありました各課にまたがる事業というのは、やはり専門性を持って組織機構上は縦割りになっていますが、横軸で検討、あるいは横軸で解決しなければならないのが多くあると。きのうの答弁の中でそういう部分があったと、こういうお話でございますが、そのくらいやっぱり住民目線、あるいは住民からのニーズに対応するのには各課それぞれが役割分担をしながらも、さらにそれをまとめ、あるいはそれを引っ張っていく、そういう窓口も必要だというのも事実であります。そういう点は、反省をしながらやっていかなければならないと、こういうのもございますが、基本的には行政だけではないですが、どこの企業あるいは組織も縦割りでありながら、その横軸の連携というものが求められていると、こう思いますので、このことについては今後も力を入れてやってまいりたいと、こう思っています。 さらに、4つ目でございますが、まちづくりのコンセプト、3つのプロジェクトについてお話をされました。私は、これが全てではございませんが、やっぱりその集中と選択という時代の中には、この3つのプロジェクトで対応と、こういうふうに考えておるところでございます。このことにつきましては、第十次の総合発展計画の中で、この資料は議員にも渡し、ごらんになっていると、こう思っていましたが、ここの中で23ページに重点プロジェクト、若者が暮らしたいまちとはこういうものですよということを書いておるところでございます。これを具現化するというのが、私ども単年度の施政方針の中にこれが入っていると、こういうのでございますので、項目については一々申しませんが、具体的に何を整備するということについては、ここに書いてあるとおりでございますので、これでごらんをいただければと、こう思います。 また、議員が心配されるのは、やっぱり町民が理解できるようにと、あるいは町民がそれを理解して対応できるようにしてはどうかと、こういう意味で余り抽象的ではなくてと、こういう表現だったと思いますが、今回の施政方針の中には、第十次を踏まえましての第2年度目だということでスタート、表現させていただいておりますから、そういう中身であるということを前提に、具体策についてはこの程度しかここに載せていないと。 実は、この施政方針のページ数から見ましても、この程度ぐらいでおさめなければというのでおさめた、それでも私の時間は55分ほど要したと、こういうことでございます。そういう意味で割愛させていただいている分もあると、こう思いますので、中身について、もしあれであれば改めてと、こういうことにもなろうと思いますが、内容的には今のところに表記をいたしておると、こういうところでございます。 5点目の地域づくり支援員との関係で、どのように地域にということでございます。金ケ崎町は、少なくとも平成20年からは地域づくり大学の中で自治会の役員あるいは関係する方々と各地域の課題に対しての取り組み、あるいはこういうビジョンでこの地域を将来進めていきたいということについては、勉強会をしながらやってまいりましたが、まだまだ密着をした地域型にはなっていなかったと、こういう部分も反省の中にはございます。 しかし、そのことによって、地域の皆さんが自分たちの足元を見ながら将来を展望するというきっかけにはなりました。また、地域で抱えている課題に対しても、1つ、2つと具体的なものは出てきたと、こう思っております。それを今度は具体的にもっと進めるということで、社会教育指導員から地域支援員という形に変えながらやっていくと、こういうことで、もう少しこの中身を、仕事の職務について明確にしながら取り組みをするという形にいたしたところでございます。 その方法、手段と、こういうお話でございますが、これはもう少し具体的な文書を整理して対応しなければならないのはございますけれども、地区センターに配置されている職員が、その活動の職務、任務を担いながら地域の方々と一体となって進めると、こういう考え方でございます。よって、この地域づくりの支援員は、今までやってきたことと変わるというのではなくて、やってきたことはもちろん取り組みながら、新たなる視点あるいは重点的にという部分は、この地域づくりに力を置きながらと、こういう考えであります。 それから、6点目の6次産業でございますが、ここは文面、ずっと長かったものですから、省略をさせていただきましたが、6次産業につきましては、今取り組んできているものは継続して取り組むと、こういう考え方でございますし、また食品加工等含めまして付加価値を高める、そういう点におきましては、今産直さんを含めまして進めているのがありますし、また農林課の仕事の中で具体的に取り組んできているものもあると。やっぱり、これからは地域の特産、地域のものをどう生かすかというのが、また地域づくりにもつながると、こう思っていますので、特に議員はいろんな分野で食品加工のオピニオンリーダー的な役割をされておりますので、できれば千葉議員の工房をぜひ6次産業化いただけるような流れになれば地域の活性化にもなるのかなと、こう思って期待もいたすところであります。 このように各地域で、あるいは各生産者がいろんな工夫をされています。それが産直に出てきておると、こういうのもありますから、6次産業をやらないと、こういうのではなくて、予算の中では計上して進めておるものもございますから、継続性を持って6次産業は進めると、こういう考えでありますことを申し添えまして、6点にわたります質問の回答といたします。 終わります。 ○議長(伊藤雅章君) 次に、教育長、答弁願います。 ◎教育長(千葉祐悦君) それでは、ただいまの千葉議員のご質問にお答えをいたします。大きく3点なのかなというふうに思っております。 まず、第1点目でございます。学力の向上についてでございます。永遠の課題でございます。実は、この学力をどう捉えるかというふうなことからお話をさせていただきますが、私は学力というのは、この字のとおり、学び続ける力をどう定着させるかというふうなこと、そして個々の人間に対して学び続ける力、これをどう上げていくかというふうなことだろうというふうに思います。金ケ崎町の子供たちが幼稚園から義務教育ですので、中学校まで学び続けている中で、学力が劣っている、私の今の最初のご説明を行いました学力から申しますと、落ちてはいないというふうに考えております。ただ、いろんな知識の部分について、あるいは知識がどれぐらい定着したのか、あるいは計算力がどれぐらいついたのかというふうな観点でいろいろな調査をされておりますけれども、その調査結果から見ますと、残念ながら、上がっているというふうな状況になっていなかったなというのは事実でございます。 その学力が、例えば総体的な学力の中の知識面とか、あるいは学校の中で教わったそういったものが定着しないのはなぜかというふうなことだろうというふうに思いますけれども、それらについては、原因がこうであるというふうなことについては、今具体的には申し上げられませんが、いずれそういった部分の諸調査について、なかなか伸びていないということについては、教育委員会も、さらには学校の先生方も、これは大きな問題だというふうに捉えながら、毎年毎年その授業を進めているところですが、先生方については、例えば個々の生徒のそういった知識面での学力の向上に向けて、組織的な授業研究でありますとか、あるいは個々の一人一人の研究資材をもっての授業改善に向けた研究の取り組みですとか、そういったものを進めていく中で、それぞれその一個人の教員ではなかなか進め切れない部分がございますので、それを学校全体の問題として捉え、そしてそれを組織的に進めながら、個々のそういう諸調査を通じて、個々の生徒の能力を把握しながら、これを一つでも進められるように、一歩でも二歩でも前進するようにということで工夫改善を凝らしながら授業を進めているというところでございます。 いずれ秋田県では高いのに、なぜ本町はというふうなお話もありましたが、私が考えるには、一つの原因として考えられるのは、家庭教育を、家庭内での学習をやはりもう少し力を入れて進めていかなければならないのかなという問題点は持っております。ただ、これは教育委員会でそうだから、ではこうしなさいというふうなことだけでは進まないので、それぞれの各家庭のご協力、さらには連携、そういったものの中で少しずつ改善をすることによって、今後学力というものを少しでも上げることができるのではないかというふうに考えております。そのことにつきましては、この間の学力向上対策会議の中でも、各校長先生方とお話をいたしまして、そこの部分については確認をし、各学校どう取り組めばいいかということについては、協議をしていたところでございます。 その次ですけれども、生涯教育の考え方、進め方でございましたが、本町では教育を進める、あるいは町全体の行政を進める上でも生涯教育は大事であると、そういうふうな大きな柱を立てて、今まで進んでまいりました。時代は変わりつつ、あるいはそこに住む人たちの年齢層も、あるいは人がかわっても、生涯教育に対する考え方、あるいは進め方は変わってはいけないものだろうというふうに思っております。つまり生涯教育は全ての教育を包括するものです。社会教育、学校教育、あるいは成人教育も含めて、つまり学ぶ環境をどうつくり上げていくのかと、学ぼうとする人たちにどう支援をしていくのかというのが生涯教育の理念だというふうに考えております。したがいまして、時代が変わったとしても、その理念は、あるいは支援の仕方は変わらないのだろうというふうに考えております。 ただ、個々の教育を求める地域の皆さん、あるいは学生も含めて変わってまいりますし、それから学ぼうとする目的も目標もやり方も変わってきますので、それらについてはそれに応じた形で支援をしていかなければならないだろうし、環境整備を進めていかなければならないのであろうというふうに考えております。政治に対しては成人教育として、そして学齢期にある児童生徒たちについては学校教育の中で、そして広く一般の社会人に対しては社会教育の中で、やはり学び続けるというそういう姿勢を持ってもらうという環境をつくり上げていくのが本来の生涯教育だろうというふうに考えております。 具体的なそれを進めるに当たっての個々のものについては、今までもさまざまな支援を行いながら、あるいは地域住民でこうしたい、ああしたい、こういうものを学びたいというふうなものについては、それぞれ今まで教育委員会といたしましても、いろいろでき得る限りの支援を行ってきているつもりでございます。ただ、先ほど申しましたように、これから学ぶ目標、学ぶ目的、学び方は時代とともに変わってまいりますので、それらについてはその辺を教育委員会としてもきちっと見据えながら進めていかなければならないというふうに考えているところでございます。 それから、3つ目の地区研究センター、その成果は、あるいはどのように生かしていくのかというご質問だったというふうに思いますが、研究センターで生涯教育のあり方、進め方等についてもいろいろご議論をいただき、ご意見をいただいたところでございます。それらについては、まだまとめができておりませんので、このまとめをしっかりとしながら、そしてさらにそれを生かしたときの成果、そういったものを今後見きわめてまいりたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(伊藤雅章君) 11番、梅田敏雄君。 ◆11番(梅田敏雄君) 平成29年度の施政方針ということで、第十次総合発展計画の政策体系に基づいて施政方針を示されております。その中で、各課の担当事業にわたって書いておりますので、その辺に触れながら、29年度を展望してみたいというふうに思います。 まず、6ページに生活環境についての記述の中で、下水道事業についての政策方針が示されております。まず、5行目に街地区の管路更新工事を進めるということで、年度の方針が示されておりますけれども、これは街地区に公共下水が布設されて何年ぐらいたつのか。いわゆる管路更新というのは耐用年数との関連、いわゆる老朽化によるものかどうか、その辺の背景についてお尋ねをしたいと思います。 それから、今度は下水道事業の財政の面からの記述がありますけれども、「一般会計からの負担金・補助金と償還のための新たな借入に依存しなければならない厳しい経営状況」というふうな下水道事業の財政面での現状が示されております。この中で負担金補助金というのは十分理解をいたしますけれども、償還のための新たな借り入れに依存しなければならない状況というのは、いわゆる平準化債の発行をしなければ財政的に借り入れの償還が進まないという、そういう現実の面から捉えているというふうに理解をいたしますけれども、一方で、この平準化債の発行の背景には、耐用年数と償還期間との差が当然あるというふうに理解をしておりました。いわゆる下水、農集排も含めてですけれども、管路を例えば2,000メートル布設したからすぐ利用できるというものではなくて、必ず終末の処理場との関連で、そこに連結をしなければ供用が開始されない。したがって、初期投資は非常に巨額な初期投資になると。それをしないと、この供用が開始ができないという現状がありますので、当然最初の施設整備には大きなお金がかかると。その償還の期限がおおむね30年という期間だとすれば、耐用年数が45年から50年という規模で、管路の場合は45年から50年というスパンで見れば、そこに償還の期限と、それから耐用年数との関係からすれば、15年から20年のタイムラグがあると。その20年、あるいは15年、20年という差を後年度の皆さんもこの公共下水のサービスを受益するのですから、その方々にも負担していただこうという発想のもとで平準化債というのは発行されるというふうに理解をしております。したがいまして、現実には償還のための新たな借り入れという形には当然なりますけれども、この背景には償還期限と耐用年数とのタイムラグの解消という部分が含まれているのではないかというふうに理解をいたしますが、その辺の町長の研修認識についてお尋ねをいたします。 それから、大分同僚議員に聞いていただきましたので、私からは、16ページの義務教育についての記述がございます、教育関係ですから教育長かなとは思いましたけれども、施政方針で町長が触れられておりますので、町長にお尋ねをいたします。コミュニティ・スクールをいよいよ各小学校区、中学校区で開始されるというふうに理解をいたしますけれども、コミュニティ・スクールの開始には地域住民、それぞれの学校区の住民の皆様の理解が必要で、共通の認識を持つ必要があるというふうに思いますけれども、学校区の住民との意思疎通はどのようになっているかということと、それからこれを全学校区、いわゆる小学校、中学校含めて全町小中高一斉に導入されるのか、それとも地域の合意あるいは意思疎通がとれたところから順次スタートしていくのか、今年度の取り組みの状況について、開始する状況についてお尋ねしたいと思います。 それから最後に、22ページの結びに、町長の時代認識と将来展望が示されております。この時代認識と将来展望については、私も同じような考え方をしておりますので、これについては十分に理解をいたしたところでございます。ただ、現状の認識と、それから将来、町長は先ほど成長を否定しているわけではないと、この中で現状を認識しながら、いろんな可能性をその中で十分模索をして、新たな成長を模索していくのだということを言外に、文脈の中に込められているというふうにおっしゃられましたし、私もそのように思いますけれども、いわゆる限りある資源、人的資源あるいは財政的な資源含めて、それが縮小していく時代にあって、何が成長を有するキーワードになるかというと、私はやっぱり生産性の向上でないかなというふうには思うのです。それぞれの各分野、行政分野あるいは町民の生活分野、あるいは企業であれば作業の生産性の分野、これら各分野で生産性を高める取り組みというのが、この時代を乗り切っていく一つのキーワードになるのではないかなというふうに考えているのですけれども、その生産性の向上ということと、町長の結びで示された、文脈に込められた成長の展望というものはマッチするのかどうか、町長はいわゆる成長をどのように捉えているか、その辺をお尋ねしたいというふうに思います。 以上です。 ○議長(伊藤雅章君) 答弁願います。 町長。 ◎町長(髙橋由一君) 3点のご質問ございました、その3点の中の一つの街地区の布設の関係は、担当から申し上げさせていただきます。 議員がお話しされました資本費平準化債の関係でございます。このことについては、議員が認識、お話しされたとおりの内容でございます。そのことについては、特に問題はないと思います。ただ、これをどう活用するかが問題なのです。金ケ崎の場合は全額借り入れをしていると。それは、将来負担というものが永遠に続くと、こういうことであります、裏を返しますと。永遠に続くのですが、いわゆる減価償却費と耐用年数との期間のその部分についてだけ借りられると、こういうことでございまして、実は平準化債は永遠に借りられる中身にはなっていますが、その期間の関係からすると、金ケ崎はある短期間に一気にやったと、こういう経過がございまして、借りられる内容、中身は年々少なくなってきたと。ゆっくりやれば、お互いこれは平成10年代にやったの、これは平成20年代にやったものと、ゆっくり期間が延びますから、ずっと借りられるのですが、今の金ケ崎の状況は、同じ資本費平準化債であっても、借りられる範囲、額が小さくなってきたということです。そんなことからしますと、いつまでもこれに頼っていられないというのがその一つであります。 また、後年の方々にも、これからの人たちにも払ってもらうようになっている仕組みだと、理論上はそうですが、初期投資したものを次の年代から見れば、世代交代が終わる、その耐用年数から見れば40年、50年ですから、30年か40年かかったぐらいで世代交代するわけですね。しかし、まだ管はその当時のもので生きているから、そのまま減価償却まだあるからいいのだと、こうはなかなかいかないと。なぜかというと、耐用年数がイコールみんな減価償却費の計算にはなりますけれども、腐食等いろんな事情があって取りかえと、こういうのもあります。 そんなことからすると、適切な負担のあり方についてはかなり検討を要すると。それを今下水道の検討委員会の中でいろんな事例をもとにして検討してきていると、こういう中身でございます。よって、お話しされました資本費平準化債については、議員のお話のとおりのものであります。ただ、その状況が金ケ崎の場合は他と同じではないというところについて理解をしながら健全経営をしなければならないと、こういう課題があると、こういうのであります。 それから、2つ目のコミュニティ・スクールの関係、教育長のほうの所管の部分が、具体的に進める場合はそちらに委ねると、こうなる部分でございますが、町と教育委員会は一体となってこの問題について課題解決をしたいということで取り組んでまいりました。よって、地域からの理解と、これが一番なければならないと。こういう点において、議員がお話しされますように、理解が深まったところから実施をすると、こういう前提でございます。ただ、余り足並みがそろわないというのもうまくないだろうということで、その辺はいろいろ地域との相談、あるいはコミュニティーの運営協議会の設置を具体的に検討して進めておると、こういう内容でございます。 また、このことについては、住民理解が必要だということで、町民懇談会でも具体的に説明をしてきていると、こういう中身であります。 それから、成長にかかわる話題でございます。議員にご理解をいただきまして、本当にありがとうございます。大事なのは、成長、発展ということは私は常に取り組んでまいりましたし、片やチャレンジと、こういうことで、改革、チャレンジというものを両方に持ちながら行政運営、あるいは行政経営をすると、こういうスタンスでまいりました。その中で生産性についてと、こういうことでございます。 工業生産のように、指数、統計で出るものもございます。金ケ崎の場合は、為替の問題、あるいは日本の経済全体の成長の問題もあります。そういう中で大きく伸びると、こういう状態ではないですが、企業も今安定成長という考え方が強いわけです。急激なV字形のような成長ではなくて、安定性のある、そして将来も持続できる企業というのが、昔は企業30年説というのが何となくみんなに理解されたと、こういう時代がありましたけれども、今はそれを乗り越えて取り組むと、こういう時代になりましたので、議員がお話しされます生産性というのは、やっぱりその企業の持っているいろんなものを含めてそのポリシー、そしてバックボーン、それをもとにしながら、新たなる成長、発展のためのいろんな事業展開をすると。こういう点については、行政もいろんな仕組みの中で支援、協力できるものはやっぱり対応しなければならないと、こう思っています。 それから、もう一つは、やっぱり生活の部分だと、こう思っています。私は、これから地域社会というものがいろんな形で今までどおり機能しないとは申しませんが、やりにくくなってきていると。そういう中で、私はここに生活支援機能を高めるようないろんな工夫が必要だと。ここは、私は地域におきましては、自治会あるいは消防団、あるいは民生委員、あるいはPTAといろんな団体があります。しかし、それを維持するのも難しくなってきたという中で、地域社会が、簡単に言えば崩壊しないようないい形で、そこで生活、あるいは長く住めるような、そういう仕組みが必要だろうと。そういう点で、議員がお話しされますように、生産性向上というものは常に私は求めなければならないものだと、こう思っておりますので、議員がお話しされましたように、私は経済性の面から見ても、あるいは生活機能の面から見ても、合理性があり、そして生産性があり、そして将来性のあるそういう地域、そして町にしなければならないと、こういうことを私はずっと訴えてまいりましたし、そういう考えで今後も取り組みたいと、こう思っております。 ○議長(伊藤雅章君) 水処理センター所長。 ◎水処理センター所長(高橋宏紀君) 11番、梅田議員のご質問にお答えいたします。 この街地区の管路更新工事の内容でございますが、ここは平成2年に整備が完了したところでございます。それで、なぜここかということでございますが、今回の更新工事等につきましては、補助事業を導入する関係で、まず事前調査ということで平成27年度に調査してございます。それで、調査も初め、公共下水道の全延長は110キロほどありますので、その中のまずちょっと絞った形で最初の主要な幹線排水路ということで2キロほど調査した中で、一番傷みが激しいといいますか、機能診断の悪い部分ということでのこの場所を選定したものでございます。 耐用年数は、本来は管路であれば50年なのですけれども、この調査をして機能診断をして計画策定すれば、耐用年数を満たなくても整備できるものでございますので、それで整備するものでございます。 以上です。 ○議長(伊藤雅章君) お諮りいたします。 休憩したいと思いますが、ご異議ございませんか。           〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(伊藤雅章君) ご異議なしと認め、午前11時15分まで休憩いたします。            休憩(午前11時00分)                                                    再開(午前11時15分)
    ○議長(伊藤雅章君) 休憩を解いて再開します。 休憩前に引き続き会議を行います。 施政方針及び教育行政方針に対する質問を続けます。 質問ありませんか。 10番、山路正悟君。 ◆10番(山路正悟君) 山路でございます。私は、施政方針と教育行政方針、3点ぐらいずつお聞きをします。 まず、施政方針の6ページでございますけれども、上から3段目にリサイクル収集量が減少している生ごみについては、原因を調査して、対応策について収集地域と検討するということがあります。私は、収集量の減少は、人口減によるものかもしれないと思いますし、また食料品の買い物が減少しているかもしれないと、このように思ってもおりますので、収集量が減少しても何ら不思議はないのではないのかなと、このように思っております。むしろ収集地域に限らず、このごみについては全世帯を対象に、とりあえずアンケートをとってみるべきではないのかなと。それからの対応でもいいのかなと思っておりますので、その辺についてお伺いをいたします。 それから、15ページですけれども、15ページの上段から6段目に「新規高校卒業者の地元就職率100%を目指し」云々とございます。地元への就職率100%を目指すのは理解できないわけではございませんけれども、就職希望している高校生の全員100%を地元にとどめるのは、町や企業の発展にとって必ずしもプラスにならないのではないかなと、このように思います。むしろ町外とか、特に中央の優良企業で経験を積んでから地元に帰ってきて、そして能力を発揮してもらうと、そのような形をとってもよいのではないのかなと思いますが、単に人口減少の歯どめ対策なのかどうか、この100%を目指すという、この100という意味はどういったところにあるのかお伺いをします。 19ページですけれども、上段にILCがありますけれども、私はどうしてもILCにこだわるわけでございますけれども、このILCについて、小中学生を対象に出前講座あるいはセミナーを開設するとありますが、この事業に取り組んでもらえるのは、このILCの実現を望んでいる一人としては大変喜ばしいことだと、このように思っております。やはり子供たちに関心と興味を持ってもらって、子供たちのほうから大人たちを動かすと、それぐらいの盛り上がりがあってもいいのではないのかなと思いますし、そうすることによって機運の醸成も図られるのだろうと、このように思います。そこで、質問は至ってシンプルですけれども、この講座とかセミナーは各校を回って行うのか、あるいは一堂に会して開催するものかをお伺いします。 次は、教育行政の9ページでございますけれども、9ページの中段のほうに、上から11段目ですけれども、中学生議会があります。今年度も実施は、今年度といいますか、昨年もしましたし、今年度も実施するということで、開催することには賛成するものでございます。ただし、形式的にもう少し工夫を凝らしてもいいのではないのかなと、このように思っております。 というのは、我々議員の再質問では、この説明員として課長方が答弁をしているというのが現実としてあります。中学生議会では、それがいまだかつてなかったのではないのかなと思っております。基本的には、もちろんこれは町長なり教育長が答弁をするというものでございますけれども、これは通告書が出ておりますので、いろいろと答弁はその時点で書くということで答弁もできると思いますけれども、現実私らの再質問に入った場合には、細かいところまで聞くという場合があります。むしろそちらのほうが何か現実的で、そういった場合は課長さん方が3人ずつ1グループになって聞くわけですけれども、そのうちの1人ぐらいは、グループで1つぐらいは課長方の登板機会があってもよいのではないのかなと、このように思ってお尋ねをするわけでございます。 それで、ジャンルは同じようなのかもしれませんけれども、微妙に違っておりますので、必ずしも再質問という形をとらなくてもよいのではないのかなと思いますので、その辺について今後どのような形式で行おうとしているかお伺いをいたします。 次に、12ページですが、中段、下から8段目に町体協とかスポーツ事業団とか金ケ崎スポーツクラブのことがありますけれども、この金ケ崎スポーツクラブ等の支援について、引き続き支援を行うというようなことが書いてありますけれども、金ケ崎スポーツクラブは、もともとは町が取り入れて、当初はかなり地区単位で60万円ぐらいずつの補助といいますか、あったように思いますし、町全体でもかなりありましたけれども、それが今はほとんどなくて、途中からtotoというところから助成金が出ていたと。町も幾らかはこの補助は出しておりますけれども、そういった大口のtotoから、今年度、29年度ですか、多分なくなるのだろうと思います。こういった助成金もなくなることから、運営が危ぶまれているといった声も仄聞しております。この辺町としては、今後どのように支援をしていくつもりかお伺いをします。 15ページでございます。下から7段目には、「町郷土芸能保存会と課題解決に取り組んでいく」とあります。今人口減、とりわけ子供たちが減ってきている中で、芸能継承、あるいは保存していくのは大変難しくなってきていると、このように思っておりますし、そのように感じてもおります。郷土芸能の発表大会を、私は来て見れるときは、鑑賞できるときは鑑賞しておりますけれども、発表者も観客も年々減少してきているように思います。観客も、前はぎっしり詰まっていたのですけれども、あちこちに空席が目立って、誰がどこにいるというようなところまで確認できるくらい減少してきております。それが発表者にしても、高齢者とか小学生だけは頑張っていると、そのように見えますけれども、その高齢者と小学生の間をつなぐ人たちが何か見られないと。そういうことから、今の小学生が中学生になった、あるいは高校生になった、そう成長していってしまうと高齢者もいなくなるということで、途絶えてしまうのではないのかなと、このようにちょっと感じたところでございます。こういったようなことを課題と捉えた対策をとったほうがいいのではないのかなと、このように思っておりますが、どのように取り組んでいくのかお伺いをいたします。 この6点についてお願いします。 ○議長(伊藤雅章君) 答弁願います。 生活環境課長。 ◎生活環境課長(阿部一之君) 10番、山路議員のご質問にお答えいたします。 町長施政方針の6ページの生ごみのリサイクル収集量の減少の問題でございますけれども、現在生ごみについては街地区を中心に18行政区、人口にすれば8,000人以上の人口を対象にして生ごみの収集をしているわけでございますけれども、ピーク時は130トンほどあった生ごみが、今は八十数トンということで落ち込んでおります。ということで、議員ご指摘のように、人口が減少しているとか、世帯数が増加して、買い物、それから食生活のあり方がそもそも変わっていると、そういう要因は確かにあると思うのですけれども、行政側としても、例えば集め方に何か問題はなかったのかなという部分も、やっぱり検証する必要があるだろうということで検討していくということで表記したものでございます。 ○議長(伊藤雅章君) 商工観光課長。 ◎商工観光課長(高橋文浩君) お答えいたします。 15ページ目の3段目、「新規高校卒業者の地元就職率100%」ということについてですが、もう少し具体的にご説明をしたいと思います。この段落の部分につきましては、胆江地区管内の、もしくは岩手県内も含めてですけれども、主には胆江地区管内に就職を希望する方が100%管内の企業に就職できるようにという意味合いでの100%を目指すということで記述をしているものでございます。よって、次の段落の「地元企業の人材確保として、地元就職率の向上」というふうな表現がございますが、こちらの部分につきましては、現在高校卒業予定者の中で管内に就職を希望される方は70%ぐらいになってございまして、その率をもうちょっと80とか高めていただいて、この域内での人材確保に努めるという意味合いで、この部分、同様の言葉になってございますけれども、あくまでも管内希望者の方の100%を目指す。いわゆる全員がきちっと就職できる。そして、後段の部分につきましては、申しわけございません、これは地元高校出の就職希望者の中で、いわゆる管内含めて地元に入る方を70%からもっと上げるという意味合いでの表現でございました。 以上でございます。 ○議長(伊藤雅章君) 総合政策課長。 ◎参事兼総合政策課長(高橋修君) それでは、19ページのILCの関係でお答えをいたします。 ILCの関係につきましては、今非常に大事な時期に入っているということで、いろんな各組織等、シンポジウムとか講演会なんかが開催されているという状況でございます。そういうことでいろいろ機運を高めているという状態でございますけれども、そういう中で、やはり大人だけではなくて未来を担う小中学生とか、あるいは高校生とかも対象とした、そういう出前講座、セミナーなんかが開催されていると、こういう状況でございます。 今年度は、そういう中で小中学生の出前講座ということで記載しておりますけれども、特に28年度は金ケ崎中学校で出前講座が開催されたところでございます。したがいまして、こういった形で今年度も予定しておりますけれども、ちょっと一堂に会するというのはなかなか難しいような状況がございますので、今年度はまず学校を選びまして、そこのところでどこかの学校を選びまして、そこで開催というのを前提として今進める予定でございます。 ○議長(伊藤雅章君) 中央生涯教育センター所長。 ◎中央生涯教育センター所長(伊藤明穂君) 教育行政方針にかかわります中学生議会、そしてスポーツクラブ、郷土芸能、3点についてお答えいたします。 まず、中学生議会について工夫が必要というそういうお話でした。この件に関しては、何回か私も携わってやっておりますけれども、そういった話も聞こえてきますし、町長などからも、そういった機会をつくれないかということで指示は受けておるところですが、何せあのような質問の形態ですので、やはり執行者側が答えなければならないという形で今回に至っておりました。 ただ、工夫ということでお話をするとすれば、今回中学生議会で前向きに検討するというような形で回答したものに関して、各課からその取り組み状況について、今取りまとめをしております。その内容について、中学生議員として発表なさった方々、学校を通じてですけれども、その方々に結果を報告するということを考えております。言いっ放しではなく、回答しっ放しではなく、その後の対応もするということで考えておるところであります。 続いて、スポーツクラブの関係です。スポーツクラブは12ページの関係の質問です。ご質問のとおり、totoからの補助金等が減ってくる中で、29年度をどうするかということでスポーツクラブと協議をいたしまして、予算では今まで、28年までは10万円の補助だったのですけれども、予算でご審議いただく中では144万円の補助を予定しておるところです。これに関しては、事務員1カ月12万円掛ける12カ月ということで、そういった補助をしようとしておるものです。この間には、スポーツクラブ自体が法人化をするなど、いろんなその団体の独自の努力もございますけれども、まず29年度はそういったお金を補助し、それ以降については平成29年度でまた検討するということで今考えておるところです。 続きまして、15ページの郷土芸能の関係です。郷土芸能に関しては、やはり後継者不足というのがどの団体でも言われております。一見活発なようなところでも、そういった声は聞こえてくるところです。それで、この中で15ページには交流対談ということで、先進というか、先進の団体、他団体、他の市町村の団体の方々を招いて交流の対談を行うというようなことを検討するということで記載しておるものです。なお、こちらには余り記載ないですけれども、郷土芸能、発表の機会が少ないので、いろんな場で発表できるようにできないかということで、要害歴史館で発表の機会を設けたりするということで、皆さんに見ていただくというふうなことをやっていくということで考えておるものです。 以上です。 ○議長(伊藤雅章君) 10番、山路正悟君の質問は、これで終わります。 14番、千葉正男君。 ◆14番(千葉正男君) 14番です。私からは、町政のほうから3点お伺いいたします。 ページからいきますと、3ページの一般質問でも触れた部分のスポーツ合宿についての助成制度についての話であります。一般質問でもやり、予算で細かいことということで考えてまいりましたけれども、同僚議員が先に質問し、細かい内容も既に回答として出ておりますので、それも踏まえてお伺いをいたしますけれども、まずそもそもこの合宿に助成制度を創設するという大きな目的は何か、考え方は何かというのをお伺いしたいと思います。それが町にとってどういう効果があるのか、その考え方をお伺いいたします。 さらには、これを将来的に本町の強みであると思います、例えばスケート場の氷が盛岡の氷よりよいとかということで合宿を金ケ崎でやったというような新聞記事がありました。ある意味まちづくりの強みであるかなと、それを前面に出せば、人を呼び寄せるというような考え方もできるのかなと。そういう思いもあって、合宿を誘致したいという思いからそうなったのかなと感じておりますけれども、その目的、考え方、町に対してどういう効果があるのかを考えての今回の制度設立になったのかお伺いしたいのと、将来的にこれを合宿のメッカとしてまちづくりにつなげていく考えがあるのか。これは、町長にお伺いしますけれども、そこまで考えての話なのか。来ていただいて、場所を貸して、3日以上泊まったところには3,000円補助するよ、安くて使っていいですよ、施設あるから使っていいですよと。施設をあけておくよりはいいですけれども、ただの場所貸しでは、私は町民にとっては本来の考え方とはまた違ってくるのではないかなと思いますから、将来的にそこまで、合宿のメッカにするのだよというような大きな構想を持って進めていくのか、その将来的な考え方もお伺いいたします。 細かい話になりますけれども、私の一般質問なり同僚の質問の中でいろいろ5人以上、町内の宿泊施設に3泊以上とか、スケート教室を開いていただけるとかありましたけれども、これの条件に全て見合ったところ等々をどう考えているのか。各種種目別の教室になると思います、スケートに限らず。陸上だったら、多分陸上の教室という話だろうと思いますけれども、全てがそういうのを、条件を満たしたものだけになるのか、あるいは高校生は安いところということで青少年の家に宿泊を求めているところもあります。実業団はどうなるのでしょうか。これは、除外なのでしょうか。そういうことを考えての、あるいは連泊、3日に対して3,000円というだけで、例えば1週間合宿だったら、それがふえていくものなのか。そういうところをどうお考えになっているのかお伺いをいたします。 私いいとは思うのですけれども、ただ町に対してどういう効果があるのかなというのは、すごく心配なところといいますか、それがなければ来ていただいても余り、選手たちには効果があるかもしれませんけれども、町にとってはどうなのかなというところも考えます。 それから、2つ目、4ページの六原駅前の再開発推進についての質問をいたします。年が明けましたから昨年、こちらのほうから、開発推進委員会のほうから要請書というか、請願が出まして、採択して具体的に進めていこうというものであろうかと思いますけれども、その段階に入るということだと思いますけれども、町長としてはどの程度、ことし1年の中ではどの程度まで進めていければなという思いを持っているのか。例えばJRとのかかわりもあるので、そっちをまず優先して事務的な部分をやっていくのだとか、いろんな思いがあると思いますけれども、連携して進めていくというのはいいのですけれども、具体的に町としてこのことについてどのような、着手を29年度進めようとしているのか、お伺いをいたします。特にもこれについては、地元地区の皆さん、それから企業の皆さん、あるいは北部地区を含めて住民の皆さん等々が大いに期待しているところでありますので、早い進行を望むものでありますけれども、その考えをお伺いしたいのと、ほっとミーティングの中では、まずは近々の課題として駐車場を何とかしてくれないかという話が出ておりまして、町にもその内容が文書で渡っているかと思いますけれども、それらを含めてどのような考えを持っているのかお伺いいたします。 それから、18ページになりますけれども、記載がなくても町長は考えてはいるのだという回答になると思うのですけれども、友好都市との関係の話をお伺いいたします。海外の話はいいです、国内の話です。昨年民間企業さんの関係で大衡村さんと友好都市、姉妹都市を結びました。すごくいいなと思いますけれども、そのことは一言も書かれていないわけであります。大衡村さんとしては初めての経験だということで、こちらがリードしていかなければならない内容かなと思うのですけれども、新年交賀会で町長、議長が行ったり来たりはしたようですけれども、これをどのような形で進めていこうとしているのか。こちらがリードしないと、多分進まない話ではないかなと思いますけれども、そういった文面がなかったものですから、お伺いをしたいと思います。 以上、3点お願いいたします。 ○議長(伊藤雅章君) 町長。 ◎町長(髙橋由一君) 3点のご質問ございました。 1点目のスポーツ合宿です。これは、金ケ崎町は今までそういうことに具体的に取り組んで、こうだという歴史がございません。しかし、他市町村はいろんな形で長い歴史を持っておると、こう思っていますので、金ケ崎町はこれからと、こういうことなので、議員が今お話しされましたように、その目的、考え方と、こういうことについては、さきの一般質問の中でも触れてはおります。 これからは、やっぱりスポーツ振興を通じてまちづくり地域づくりと、こういう時代だと、こう思っていました。また、国もそういう流れをつくるということを前提にスポーツ庁をつくったと。県もスポーツ文化部を新設したと。これは、県の場合は今回の国体を契機にと、こういう部分もございますが、やはりラグビーのワールドカップのこともございます。そういう意味では、国際試合ができるような岩手県、あるいはそういうことの事業が展開できるような市町村と、こういうことで、その候補地、あるいは合宿に自分たちの施設を提供する、あるいは関係する、ネットワークをつくりたいと、こういう動きになります。こういう点では、金ケ崎町も、やはりいろんな方々との交流の中のスポーツ振興の面で合宿というのは大事だろうと。ただ、そこに、先ほど制限とは申しませんが、いろいろ整理をして対応しなければならないのがあるので、要綱的なものはあったと、こう思っています。その要綱が、本当に相手方に理解されるかと、こういうのはございますけれども、やはり私は積極的に誘致をし、そういう方々との交流を通して、まちづくりにつなげると。 長野の菅平、あそこはラグビーの大学の合宿と、もうレッテルを張られています、こう思っていました。岩手県でも隣北上市さんにもそういうのはありますが、八幡平市が具体的に手を挙げてやったと。やはりそういうふうにしてまちづくり、あるいは町のイメージ、あるいは地域の活性化につながっているというのは、この合宿あるいはスポーツ振興を通じた交流だと、こう思っていますので、私は目的も考え方もそういうことを前提にこれから金ケ崎は取り組みたいと。ただ、十分それに合うような施設あるいは環境にあるかといえば、必ずしもそうではないので、限られた範囲でと、こういうふうになるとは思いますが、取り組みをしてまいりたいのだと。 町にとってどんな効果かと、こういうお話でございますが、私はそういう町になる、あるいはそういう町として評価までいくかどうかはあれですが、長くおいでいただいて、それが大学あるいは企業とのつながりが出れば、そこで、ここへ来て合宿、ここで交流したというのはやっぱり大きな成果につながると思っていますので、今後はそういう意味も含めた、経済的なことも、片方は期待をしたいのはあるけれども、やっぱり人の交流という面では非常に大きな効果が出ると、こう思っております。そういう意味で、単なる場所貸しにならないようにという議員のお話ですので、そうならないようにはしたいと、こう思っていました。 六原駅前の関係でございます。近々の話題としてということで、かねてからあそこの駐車場、六原駅前の駐車場は要望もされ、あるいは地元の声があると、こう思っていました。それが六原駅前開発との関係を持ちながらやったほうがいいと、こういうことで、地元の方々からの声があると、こう思っていますし、近々の課題ということでは、地元からそういう声があるので、その対応は必要なのだろうと。 ただ、町の公有地、公用地というのがございませんので、民間、あるいは特にもJRさんから協力をもらわなければやっていけないと、こういう課題がありますので、そういう課題解決をしながら、六原駅前開発というのに取り組まなければならないと。こういうので、この1年は、1つはJRさんとの関係、それから地元の合意形成も必要だと。というのは、駐車場で終わる六原駅前開発ではなくて、どこまで開発エリアにするか、あるいは開発後のビジョンをどうするかと、こういうことについては、町主導ではなくて、この協議会を中心にいろんな、いろんなというのは、この協議会の中に民間企業も入っておりますから、そういう方々との合意形成がなければ、私はただビジョンに終わってしまうと思いますので、少し時間がかかってもじっくり、あそこは新たなる国道4号拡幅を含めまして、地域の変わるところでございます。そういうことを将来ビジョン、期待しながら取り組みをしてまいりたいと、こう思いますので、まずこの1年はと、こういうお話でございますので、JRさん、あるいは民間からどんな形で協力をいただけるか、あるいはどこまで自分たちの考え、ビジョンを持つかということの少し整合性をとらなければ次の計画には行かないのではないかと思いますので、その辺がことしの1年の課題だと、こう思っています。 それから、3点目の有効都市、国際ではなくて、大衡村さんを含めてと、こういうお話でございます。大衡村さんも、この件については金ケ崎町といろんな形での交流、あるいは交流拡大につながればと、こういう願いを持っておりますので、町の執行部あるいは議会、あるいは関係する民間のスポーツ団体、あるいはそういう関係の人たちとの、いわゆる町ぐるみでの交流ができるような、そういう考えを大衡村さんには伝えておりますし、大衡村さんでも、そのことについては考えていると、こういうことでございますので、いつ、何をやるかについては、まだ具体的には決まっていませんけれども、少なくとも4月の下旬に予定しております観桜会にはこちらからもご案内申し上げたいと。あちらでも桜が咲くと思いますので、こちらからも行きたいなと、こういう希望は持っております。そういうことを含めての交流から始めていきたいなと思っていますので、議員がお話しされますようないい形での交流になればと、こう思っております。 以上で終わります。 ○議長(伊藤雅章君) これで、14番、千葉正男君の質問を終わります。 1番、青木俊悦君。 ◆1番(青木俊悦君) 教育行政方針について、1点についてお伺いしたいと思います。 5ページ、その下段のほうに4つ目の目標の「特別支援教育の充実」とあります。これについてお伺いいたします。中身については、そのとおりだと思うのですけれども、2月に開催された中学生の議会に同じような質問がございました。特別支援学級といいますか、そういった子供たちの学級が東校舎にあるということで、部活するには大変危険がありますよと。具体的に、衝突したらどうするのですかというふうな話もありました。それで、そのときに教育長は、いろんなことがあるけれども、みんなで話し合って、知恵を出し合って、ルールをつくって、みんなでやっていってほしいという、大まかに言えば、そういうお返答をなされました。お金的にも大変なのだから、我慢してくれというのだと思うのですけれども、そういうお話しされておりましたが、それは子供たちにとっては物すごくショックだと私は思っております。リスクを訴えているのですから、少しでもその気持ちを受けて、そのときに方向性を出してほしかったと私は思っております。 それをお伝えしながら、今回の29年度の教育行政方針を見ましたら、そういった改善しようという前向きな考えが一言も載っておりませんでした。障害を持つ子と、持たない子との集団の行動に走ってはいけない。例えばいじめがあったり、何かにつけていろんなことで対立するようなことがあってはいけないと思っております。障害も個性だと言われる時代です。そういう時代の中に、あとは皆さんで努力して何とか話し合いによってうまくやってくださいというのは、ちょっとまずいのではないかと私は思いますので、この4つ目の目標については、そのとおりであろうかもしれませんが、私が今言ったようなことをつけ加えて、つけ加えてあるのかもしれませんが、そういった方針であれば、なおよかったかなと思っております。非常に残念でなりません。 それから、これからも障害のある子はふえていくと思います。今は、その診断方法が非常に進んでおりますから、どういう診断になるかわかりませんが、いろんな病名といいますか、障害名が出てくると思いますので、決してこれは減少するということは今のところはないのだろうと、そういうふうに考えておりますので、ぜひそれは子供たちに任せるのではなくて、子供たちとともにという表現で教育方針を進めていってもらいたいと思います。 以上です。 ○議長(伊藤雅章君) 答弁願います。 教育長。 ◎教育長(千葉祐悦君) ただいまの青木議員のご質問にお答えします。 確かに中学生議会での質問、部活動をする際において、危険であるので何とかしていただきたいという質問がありまして、今議員がおっしゃいましたような答弁をさせていただきました。今議員のお話をお聞きしまして、大変頑張っている子供たちに対して軽率な発言ではあったのかなというふうに思っているところでございます。 ただ、そのときにいろいろ考えましたのは、非常に財政的な部分もございましたので、これを理由にするわけではございませんけれども、常に今の校舎の構造物の形、そういったもの、それから確かに今議員がお話しになられたように、特別な支援を必要とする子供たちというのは、町内だけではなくて日本全国ふえているという状況下の中で、町としてもそういう子供たちの学びの場を確実に確保して、そして学ぶ環境を準備したいということで、少ないスペースの中で、実はそういう環境を整備しながら進めてきているところでございました。したがいまして、中学校自体の構造から見て、手狭な部分がございまして、中学生自身にはこういうふうな不便な思いをさせていたのだなということを、改めて実はあの中学生議会のときに感じたわけでございますけれども、ただ、今その部分を具体的に構造を改造するとかそういったことがなかなかできなかったので、実は何とかそこに至るまでの間だけであっても、子供たち同士がお互いに協力しながら進めていただけないかという思いで答弁をさせていただいたわけでございます。 ただ、後から中学生の感想をちらっと私も見せていただいたのですが、そのことについてはもう少し突っ込んだ返事が欲しかったというコメントもございましたので、この辺につきましては真摯に受けとめまして、確かに事故があってからのことでは遅いというふうに考えますので、中学校あるいは教育委員会、それから生徒たちとも、ちょっとこの辺については話をしながら進めてまいりたいというふうに思います。ただ、改造をすぐにというふうなことは、もう一回申しますけれども、すぐにはできない部分があるけれどもということでございます。それであっても、何とか前向きにいろいろ今後話し合いをしながら進めてまいりたいというふうに考えているところでございます。大変ありがとうございました。 さらには、町といたしましても、先ほど申しましたが、特別な支援を必要とする子供たちは、これは中学生のみならず幼稚園、あるいは小学校等もふえているというか、そういう状況にございます。したがいまして、そういう子供たちを守っていく、それから先ほども申し上げましたけれども、子供たちの学ぼうとする権利をやっぱり保障していくという観点から、力を抜かないで、この子供たちを支援してまいりたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(伊藤雅章君) これで、1番、青木俊悦君の質問を終わります。 お諮りいたします。昼食のため休憩したいと思いますが、ご異議ございませんか。           〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(伊藤雅章君) ご異議なしと認め、午後1時30分まで休憩をいたします。            休憩(午前11時56分)                                                    再開(午後 1時30分) ○議長(伊藤雅章君) 休憩を解いて再開いたします。 休憩前に引き続き会議を行います。 施政方針及び教育行政方針に関する質問を行います。 質問ありませんか。 12番、千田力君。 ◆12番(千田力君) 12番の千田です。施政方針について若干お伺いします。 4ページ、基本目標の下から3行目あたりにあります都市基盤の関係でお伺いをいたしますが、道路整備については休止路線を解消するということで2路線の路線名を挙げているわけですが、町道古寺線につきましては、現在進行中でありますし、29年度完成のように進めるということでございますが、町道野田・前野線、この線も昨年度、28年度からやっているところでございますが、この線も進めるということですが、これで休止路線が完全に解消するのかどうかということが一つですし、町道野田・前野線というのは、前は大平・前野線ということで都市計画道路であったわけですが、それが28年度から町道名で野田・前野線ということになっておりまして、ここが終われば休止路線が解消になるかのような印象を与えますが、本来の都市計画街路としての大平・前野線の一部だというふうに私は思っているわけです。よって、その残余の分、残った大平・前野線の野田以北の分について進めるお考えについてお伺いをしたいと思います。 それから、ここに明記はありませんが、都市基盤整備の中の「住宅・宅地」というこの十次の総合発展計画の中にあるわけですけれども、それに依拠して伺いますと、今年度は横道谷地の宅地開発については全く文言がないわけでございますが、これは今年度も進める方向にあるのか。全く1年度文言が出てこないと、次の年度につながるのも若干大変ではないかなというふうに考えましたので、ぜひともここは継続的に取り組む方向で考えていただきたいと思いますので、そのお考えについて、ことしその分をこの方針に盛り込まなかった理由についてお伺いをしたいと、こう思います。 それから、8ページに行きまして、地域医療のことですが、ここには診療所関係のことが書いてあるわけですが、平成29年の9月ですか、現在建設中の診療所の建物が完成をするわけでございますが、恐らく年度内に新しい建物の中での診療業務が開始されると思いますけれども、ページ数の関係で、そういう現状あるものについては余り触れなくてもいいということで書いていないのかもしれませんけれども、せっかく新しい診療所が、建物ができるのですから、医療施設の充実なり、現診療科目の充実というようなものも明記されれば、町民に対するアピールもできるのではないかなというふうに感じたわけですが、その辺のお考えをお聞かせいただければありがたいと思います。 次の10ページに行きまして、中ほどに放課後児童についての学童保育所の建設工事の着工、30年度の開設を目指しているということでございまして、これについては、事前の説明におきますと、中央生涯教育センターと金ケ崎小学校の間にある町有地を活用して、その場所に建設するというふうに説明を受けておるわけですが、私も現地に行ってみましたが、その土地は東西に狭く南北に細長い長方形の敷地でありますけれども、そこで十分に間に合うような設計をされるのだと思いますが、少し子供たちの運動の広場とかそういうものも考えますと、町有地を購入しても、広い土地での建設というのが望まれるのではないかと、こう思いますが、恐らく財政事情によるものかと思いますけれども、少し先を見通しての公有地の取得というのもお考えの中にないのかどうか、その辺についてお伺いをしたいと思います。 以上、3点について質問いたします。 ○議長(伊藤雅章君) 答弁願います。 建設課長。 ◎建設課長(菅原睦君) 12番、千田力議員のご質問にお答えします。 初めに、都市基盤の関係ですけれども、野田・前野線と古寺線の整備で休止路線が解消するかというご質問ですけれども、今年度一の台10号線の流末のみを工事しておりまして、この2路線のほかに一の台10号線の本線と、あと中ノ町線、これは三ケ尻の国道4号から六原駅に抜ける路線ですけれども、これが残っているということで、まだ休止路線の解消には至っていないということでございます。 それと、野田・前野線ということにつきましては、町道名になっているということなのですけれども、これは社会資本整備総合交付金を利用して道路事業にて事業を行っていることから、街路名ではなく野田・前野線という町道名を使っていることでして、現在は県道胆沢金ケ崎線から予防医学協会までの区間をまず測量設計と用地測量を実施している最中でございます。それより以北ということになりますと、この路線が完了してからでないとちょっとできないということで、その完了後に再度考えるということで、検討したいということで考えております。 あと、宅地開発指導要綱の件ですけれども、それにつきましては、平成29年度も引き続き継続して事業を実施するということで予算計上しております。 以上でございます。 ○議長(伊藤雅章君) 保健福祉センター事務長補佐。 ◎保健福祉センター事務長補佐(及川勝博君) 12番、千田力議員のご質問にお答えいたします。 8ページの金ケ崎診療所並びに歯科診療所の部分になりますが、こちらの施政方針には記載がないということでございますが、今の機能をやっぱり十二分に生かしていくというところも考えてございますし、予算要求では設備、そういうふうな部分も更新しながら、現体制を維持していきたいという考えでおります。 以上です。 ○議長(伊藤雅章君) 子育て支援課長。 ◎子育て支援課長(及川美奈子君) お答えいたします。 10ページ中ほどの放課後児童で金ケ崎学童保育所の建設の関係でございますが、議員おっしゃるとおり、細長く長方形の敷地ではございますが、町有地で用地取得に時間がかからずに早く学童保育所を建設できるという形を今回は選ばせていただきました。 敷地面積は十分というわけではございませんが、160人の施設をとりまして、あとは駐車場をとりまして、そうすると外遊び場の部分が大分少なくなるわけですが、それは隣接しています金ケ崎小学校の校庭を使わせていただきたいと思います。というのは、三ケ尻の学童保育所も特に外遊び場があるわけではないのですが、隣の三ケ尻小学校の校庭を使用させていただいておりますので、教育委員会、学校のほうと連携をとりながら、そのようにしてまいりたいと考えております。 ○議長(伊藤雅章君) これで12番、千田力君の質問を終わります。 15番、佐藤千幸君。 ◆15番(佐藤千幸君) 15番、佐藤千幸です。施政方針3点、教育方針1点お伺いいたします。 まず、施政方針7ページ上段に消防団員の確保について、「事業所に加入や出動に対しての協力を依頼してまいります」というくだりがあります。事業所とは、民間企業を指しているのでしょうか。民間企業に焦点を絞って協力を依頼していこうとしているのでしょうか。本家本元の役場はもちろんのこと、商工会、農協、土地改良区など団体への働きかけはどのように考えているのかお伺いいたします。 2点目、13ページ下のほうに「岩手県南部の交通の要所として製造業、物流業をさらに振興するため、今年度から、将来に向けた新たな工業団地の整備について、県や大手ディベロッパーと連携しながら取り組むとともに、引き続き新規立地企業の誘致に取り組んでまいります」という記述があります。具体的に新規工業系土地利用計画を策定し、情報発信していくということなのでしょうか。私は、そのようにすべきだと思いますけれども、この新規誘致に向けての手法、考えをお伺いしたいと思います。 20ページ、下のほうに行財政運営について記述がございます。「歳入については、地方交付税が大きく減収となっていることや各種交付金の増収が見込めない状況にあること」云々とあります。交付税とか交付金等の現在ある制度では、右肩下がり、この傾向は顕著であることは承知しております。このような状況にあるからこそ、多面的な収入増に向けて取り組む必要があるのではないでしょうか。まさにこの収入をふやすための知恵と行動力が求められる依頼だというふうに思いますが、これについての考えをお伺いしたいと思います。 教育行政方針ですが、これは何ページということではないのですが、随所に義務教育の充実、あるいは教育内容の充実、確かな学力の保障などが掲げられております。継続や新規のさまざまな取り組み方針が示されているところですけれども、取り組みが円滑に進められて、所期の目的が達成されるように大いに期待しているところであります。取り組みの個別的な内容については、次の機会にお伺いしたいと思います。 さて、従来から教育現場は慢性的な過密、仕事の過密、多忙化が指摘されております。教員の負担軽減に思いをいたしながら、教育の充実あるいは学力の保障をどのように進めていくのか考えをお聞かせいただきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(伊藤雅章君) 答弁願います。 生活環境課長。 ◎生活環境課長(阿部一之君) 15番、佐藤議員のご質問にお答えいたします。 7ページ、消防団の関係でございます。事業所とはどこを指すのかということでございますけれども、議員おっしゃるとおり、民間に限らず農協さんとか商工会さんとか、そういったものを含めた広く事業所に呼びかけていきたいと考えておりますし、もちろん役場自体におかれましても、職員に呼びかけを強めているというところでございます。 以上でございます。 ○議長(伊藤雅章君) 商工観光課長。 ◎商工観光課長(高橋文浩君) お答えいたします。 13ページの工業団地の関係での新たに土地利用計画等を策定して進めてはどうかというふうなご質問でございましたが、まず金ケ崎町には国土利用計画という基本的な計画がございます。この中でどの地域に工業的なものを配置し、どの地域に住宅を配置しという部分がございます。今年度ですけれども、この計画に基づいて土地利用可能性調査事業ということで、どの地域、その計画に基づいて工業に適した地域がありますが、その部分は本当に適地かどうかというふうな可能性の調査を実施してございます。よって、その実施の結果に基づいて、今後は岩手県さん、もしくは大手の開発業者さんと連携、そして協議をしながら新たな工業団地を造成、そして整備をしていきたいというふうなものでございます。よって、この計画の部分については、基本となる国土利用計画、これに基づいて進めてまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(伊藤雅章君) 総合政策課長。 ◎参事兼総合政策課長(高橋修君) それでは、次の行財政運営に関連してのご質問に対してお答えをいたします。 ちょっと政策的な見地の視点でお答えさせていただきたいと思いますけれども、ただいま税収増に向けて多面的な形でというご意見でございましたけれども、まさに町として財源確保、これは非常に重要な部分になっております。なかなか予算規模も伸びないという中で、地方交付税もそのとおり減少傾向ということでございます。したがいまして、いろんな面で税収確保策を打っていくということですが、これは今進めております人口対策等が、これはまさにこういうものにつながってくるというものでございます。やはり人口がふえれば働く人、雇用の部分で、例えば個人所得が伸びて個人に対する税金がかかるとかあります。それから、定住等からいけば、住宅の着工がふえれば、これは定住人口がふえますし、住宅もふえるということで固定資産税の増加にもつながるというような面がございます。また、企業誘致の面、さらに進めていくということでございますけれども、そういった面での企業税収、あるいはいろんな交流人口の拡大も今続けておりますけれども、こういった中で観光客等ふえれば、当然温泉に入るお客さんとかいろいろふえて入湯税がふえるとか、そういったもろもろの関連性があるわけでございます。したがいまして、今やっているまさに第十次計画は、そういった部分につながるものということで各事業を起こしておりますので、ぜひ人口対策、あるいは子育て対策等が全て税収のほうにも結びついていくと、こういう視点で考えておりますので、きょうは具体的に個々には事業の列挙はいたしませんけれども、いわゆるふるさと納税とかそういったものもございます。幾らかでもそういったものでつなげていくというような部分もございますので、ぜひそういうようなのを組み合わせて、税収増につなげていきたいというふうに考えておるところでございます。 ○議長(伊藤雅章君) 教育次長。 ◎教育次長(千田浩身君) それでは、お答えいたします。 教育現場の忙しさということは、確かに事実でございまして、本町に限らず全国的にも叫ばれているところでございます。その主な理由としましては、教育内容がやはり複雑化してきているということ、それに伴っての研修等がふえてきているということも事実でございます。また、子供の多様化、あるいは保護者からの要求がふえてきているということ、そしてまた外部からの依頼等がふえているということ、中学校におきましては、部活動等の時間ということも理由として挙げられているところでございます。 ただ、子供たちの指導に関しましては、学習指導、生活指導を含めまして、幾ら忙しくてもやらなければならないものはやらなければいけないというふうな状況ですので、それを幾らかでも緩和できるようにということで、以下3点を考えているところでございます。 1つ目は、学校あるいは教育委員会が努力しまして、なるべく事業等を精査していくということでございます。 2つ目は、人的配置。教育委員会のほうでも、例えば支援員ということで、手がかかる子供に対して個別に対応できるようにというふうなことをしておりますし、県教委のほうの予算等におきましても、加配ということで何人か増員をしていただいたりというふうな状況がございます。そういうふうな意味での人的増員。 3つ目は、これはなかなか難しいところはあるのですが、外部のほうにもその現状をちょっと訴え続けていくということが必要かなというふうに思っております。学校のほうでは、やはり外部の方から協力をいただいている以上、ちょっと忙しくて対応が難しいですというふうにお断りをするのが非常にはばかられるというのが正直なところです。ですので、何か依頼があれば、極力何とかしますというふうな形で首を絞めてしまうということも多々あるというのもありますが、そういったところも地域、あるいは周りのほうにも少しわかっていただくように進めていければいいかなというふうに思っております。 その一つとして、今度始めますコミュニティ・スクール等で学校の内部のほうもよく理解していただきながら、外とのつなぎをつくっていただいたりとか、あるいはゲストティーチャーという形で、例えば農業の指導等にかかわっては極力その外部の専門的な部分でお願いしたりしながら、教員のほうが準備あるいは下調べ等を余り時間をかけなくて済む部分はお任せできるようにというふうになっていくことが幾らかでも教員が本務に専念できるというふうな形になっていくのかなというふうに思っております。なかなかちょっと難しい部分がありますが、大きくはそういったところで考えているところでございます。 以上です。 ○議長(伊藤雅章君) これで15番、佐藤千幸君の質問は終わります。 13番、千葉和美君。 ◆13番(千葉和美君) 13番でございます。私は、施政方針に対して町長に1点、そして教育行政方針については教育長に1点お伺いいたします。 平成29年度は、町長3期目の最終年度である。施政方針の中には、行財政運営方針が全般的に取り上げられ、私的にはよい施政方針だと思われます。 そこで、最終年度に当たり、町長の安心と安全な生活を保つための一層の努力した行財政運営を望むものであります。町長の意気込みを伺いたいと思います。 教育行政方針に対しては、子供たちが安心して学習とか遊びに取り組めるような教育行政を進めてもらいたいと思います。また、ひとつ子供のいじめ、また不登校等のない学校教育を進めるよう望むところであります。そこで、教育長の考えを伺います。 以上。 ○議長(伊藤雅章君) 答弁願います。 町長。 ◎町長(髙橋由一君) ご質問の趣旨について確認をしたいと思いますが、安心安全のまちづくりに対してということの町長の……           〔「町政全体に対しての、行財政運営の全般に対して             の」と言う人あり〕 ◎町長(髙橋由一君) 確認をさせていただきましたが、町政全般についてと、こういうことでございます。 私ここに出しておりましたように、やはり町民主役のまちが一つであると、そしてもう一つは、やっぱり活力のある元気なまちと、そして財政の面でもきちっとしてと、こういうことをここでお話しいたしているところでございます。よって、議員のご質問の趣旨からしますと、町政は、やはり私は生き物であると。その時代の変化、時代の変貌に対してどのようなかじ取りをするかということが一つ大事なのだろうと、こう思います。 そういう意味で、町民の安心安全を含めまして、町政が安定的に、そして持続性があり、そして発展性のあるまちにしなければならないと。そこには、私は産業がきちっとする、あるいは町民に対する福祉行政がきちっとする、さらには将来を担う子供たちを含めました生涯教育の町にふさわしい教育分野、この分野についてもきちっとした力を入れていくと。このようにしてバランスのとれた各分野の事業化をすることによって、私は安定性、そして成長性も発展性もそこに出てくると、こう思っています。しかし、それを支えるのは、やはり町民の主体性と、それから議会の皆さん方、さらには関係する団体、あるいは企業と。連携と協働がなければ全体の歯車は回らないと、こう思っておりますので、町長としてはそういう全体像を捉えながらネットワーク、仕組みというものをお互い連携、そこの中には有機的なつながりで進めることが大事だろうと、こう思っています。 そういう中で、県下33の市町村の中で金ケ崎町の位置づけ、こういうものをきちっと足元を理解しながら、将来を見据えて私は取り組むと。私たちの今の責任は、将来に対して次の世代の人たちが金ケ崎の町に誇りと希望があるというような町の基盤と、その発展性のある材料をきちっと私は築く、構築しなければならないと、こう思っております。 以上で終わります。 ○議長(伊藤雅章君) 次に、教育長。 ◎教育長(千葉祐悦君) それでは、千葉議員のご質問にお答えをいたします。 まず第1点は、子供たちの安心安全、これを守れるような教育行政をというふうなご質問でした。学校教育の中で学校として一番守らなければならないこと、あるいは気をつけなければならないことというのは、児童生徒の命を守るということ、これが基本でございます。したがいまして、これら児童生徒の安心安全な要するに学校生活を送らせるためには、今言ったこの基本を守れるような、そういうふうなことを念頭に置きながら、教育環境の整備を進めてまいりたい。まずこれが基本であって、その次に、これは一般的な物事の考え方だと思うのですが、いずれ児童生徒がそれこそ安心安全に学習を進められるような学習環境をと、そういうふうなことだろうと思いますので、その辺のところを念頭に置きながら、教育行政を進めてまいりたいというふうに考えているところでございます。 2点目の不登校、それからいじめのない学校をつくるための教育行政をというふうなご質問でございますが、確かに本町でも不登校、それからいじめの実態はございます。大変不登校等につきましては、その当該生徒の心の問題等々もございますので、こちらも苦慮と言い方はないですね、大変心配しながら、その子供たちを見守り、あるいは関係機関と連携をとりながら、何とか学校に足が向くようにというふうなことで努力をしているところでございますし、学校についても、また同じでございます。 さらに、いじめにつきましては、いじめの定義がかなり変わりました。二者の人間関係の中において、一方がこれが嫌だなと思えば、全て実はいじめが成立すると、こういうふうなことに今なってございます。したがいまして、各学校のそのいじめの実態がどうであるかということを知るために、子供たち、児童を対象に実際に調査をしてみますと、確かに以前よりはふえているというふうなことでございます。 これは、大変かえっていいことかなというふうに思っているわけですが、そういうことが明るみに出るということは、と同時に、実は学校側の認知件数もふえているということでございます。認知件数というのは、今までいじめであったろうというふうなことが全くわからない状況の中でいたものが、先生方自身、あるいは学校もそれぞれのお互いの児童生徒の人間関係の中において、これはいじめに相当するのかな、いじめに発展するのかな、そういうふうなことが認知できるという件数でございます。したがいまして、その認知件数がふえたということは、実は学校あるいは先生方が本当に真剣に子供たちを観察し、そして子供たちと向き合い、そういう状況の中で学校生活を送っているがゆえに認知件数はふえているのだろうというふうに思います。 認知が進みますと、やはり学校でも、あるいは担任でも、先ほど申しましたように、子供たちの人間関係について、毎日きめ細かく目を向けているということでございますので、子供たち同士のいざこざであるとか、あるいはいろんな生活上の諸問題が、実はいじめにつながらないような形で早く手を打つことができるというふうな体制がとられつつあるのかなというふうに思っているところでございます。 これからも、この不登校、いじめ、これは残念ながら、私は学校の中ではなくならないだろうというふうに思っております。しかしながら、これがふえることのないように、一人でも二人でも少なくなるような形で学校生活を子供たちが送れるようにという、そういう条件整備を学校あるいは関係機関とお互いに連携をとりながら進めてまいりたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(伊藤雅章君) これで13番、千葉和美君の質問を終わります。 ほかに質問ありませんか。           〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(伊藤雅章君) ないようですので、これで施政方針及び教育行政方針に対する質問を終わります。 △諮問第1号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(伊藤雅章君) 日程第2、諮問第1号 人権擁護委員候補者の推薦に関し意見を求めることについてを議題といたします。 説明を求めます。 町長。           〔町長 髙橋由一君登壇〕 ◎町長(髙橋由一君) 日程第2、諮問第1号 人権擁護委員候補者の推薦に関し意見を求めることについて。           (以下、「議案書」により説明のため記載省略) 及川氏の経歴、履歴について申し上げさせていただきます。 最終学歴は、昭和48年3月、法政大学法学部法律学科、通信教育でございますが、ご卒業されております。 職歴は、昭和43年5月、金ケ崎町職員として勤務をされました。その後平成13年には金ケ崎町の教育委員会事務局、さらには平成17年には金ケ崎町の議会事務局局長補佐もお務めされ、平成20年10月に金ケ崎町の町立図書館の館長補佐をされて、平成22年3月に金ケ崎町役場を退職されている方でございます。平成22年4月からは金ケ崎町立図書館の非常勤職員として勤務をされ、今日まで至っております。 経歴について申し上げますと、平成23年7月、人権擁護委員となられ、現在2期目をお務めいただいている方でございます。 及川喜美子氏は、人権擁護委員、このことの仕事をされておりますが、大変豊かな経験、そして実績をお持ちの方でございます。信望も厚いと、こういうことで、私は引き続き委員をお願いいたしたいと思いますので、議会の承認を賜りたくお願いを申し上げます。 なお、任期は平成29年7月1日から平成32年6月30日となっておりますので、申し添えさせていただきたいと思います。 よろしくお願い申し上げまして、説明を終わります。 ○議長(伊藤雅章君) 説明が終わりました。 お諮りいたします。暫時休憩したいと思います。暫時休憩することにご異議ございませんか。           〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(伊藤雅章君) ご異議なしと認めまして、暫時休憩を宣します。            休憩(午後 2時05分)                                                    再開(午後 2時21分) ○議長(伊藤雅章君) 休憩を解いて再開いたします。 休憩前に引き続き会議を行います。 お諮りいたします。本件は、人事でございますから、質疑、討論を省略し、直ちに採決したいと思います。これにご異議ございませんか。           〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(伊藤雅章君) 異議なしと認めます。 したがって、質疑、討論を省略し、採決することに決定いたしました。 採決いたします。採決は起立により行います。 諮問第1号 人権擁護委員候補者の推薦に関し意見を求めることについては、原案による者を適任と認める各位の起立を求めます。           〔起立全員〕 ○議長(伊藤雅章君) 起立全員であります。 よって、本案は原案による者を適任と認めることに決定をいたしました。 △諮問第2号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(伊藤雅章君) 日程第3、諮問第2号 人権擁護委員候補者の推薦に関し意見を求めることについてを議題といたします。 説明を求めます。 町長。           〔町長 髙橋由一君登壇〕 ◎町長(髙橋由一君) 日程第3、諮問第2号 人権擁護委員候補者の推薦に関し意見を求めることについて。           (以下、「議案書」により説明のため記載省略) 履歴について申し上げさせていただきます。小川氏の履歴でございます。 最終学歴は、昭和47年3月に岩手県立水沢高等学校をご卒業されております。その後、昭和47年4月から自営業、農業を営んでおり、今日まで至っておる方でございます。 経歴について申し上げます。平成19年12月、金ケ崎町民生委員児童委員に就任されております。以来就任されておりまして、昨年平成28年11月に退任をされております。また、平成24年5月からは、社会福祉法人友愛会の評議員をお務めされ、今日に至っております。また、平成25年4月から金ケ崎町立西小学校学校評議員をお務めされ、今日に至っておると、こういう方でございます。 小川氏は、このように民生委員児童委員を長くお務めされました。そして、この職務の面におきましても、あるいは人格の面につきましても、見識が高く、そして広く社会の事情に通じておりまして、人権擁護委員にふさわしい方でございますので、ぜひご承認賜りたくお願いを申し上げるところでございます。 なお、任期は平成29年4月1日から平成32年6月30日までとなっております。 以上を申し上げまして、提案といたします。よろしくお願いいたします。 ○議長(伊藤雅章君) 説明が終わりました。 お諮りいたします。暫時休憩したいと思います。暫時休憩することにご異議ございませんか。           〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(伊藤雅章君) ご異議なしと認めまして、暫時休憩を宣します。            休憩(午後 2時25分)                                                    再開(午後 2時31分) ○議長(伊藤雅章君) 休憩を解いて再開いたします。 休憩前に引き続き会議を行います。 お諮りいたします。本件は、人事でございますから、質疑、討論を省略し、直ちに採決いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。           〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(伊藤雅章君) 異議なしと認めます。 したがって、質疑、討論を省略し、採決することに決定いたしました。 採決いたします。採決は起立により行います。 諮問第2号 人権擁護委員候補者の推薦に関し意見を求めることについては、原案による者を適任と認める各位の起立を求めます。           〔起立全員〕 ○議長(伊藤雅章君) 起立全員であります。 よって、本案は原案による者を適任と認めることに決定をいたしました。 お諮りいたします。休憩したいと思いますが、ご異議ございませんか。           〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(伊藤雅章君) ご異議なしと認め、午後2時45分まで休憩をいたします。            休憩(午後 2時32分)                                                    再開(午後 2時45分) ○議長(伊藤雅章君) 休憩を解いて再開いたします。 休憩前に引き続き会議を行います。 △議案第1号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(伊藤雅章君) 日程第4、議案第1号 金ケ崎町固定資産評価審査委員会委員の選任に関し同意を求めることについてを議題といたします。 説明を求めます。 町長。           〔町長 髙橋由一君登壇〕 ◎町長(髙橋由一君) 日程第4、議案第1号 金ケ崎町固定資産評価審査委員会委員の選任に関し同意を求めることについて。           (以下、「議案書」により説明のため記載省略) 飯田氏の経歴について申し上げさせていただきます。 最終学歴は、昭和39年3月、岩手県立北上農業高等学校をご卒業されております。 昭和39年4月、金ケ崎町農業協同組合に勤務をされました。以来農協勤務をされまして、平成13年3月、岩手ふるさと農業協同組合を退職されております。その後平成15年、社団法人岩手交通安全協会に勤務をされました。その後、10月に退職をされております。平成16年4月に金ケ崎町環境監視指導員をお務めされました。平成20年3月までお務めされまして、3月にこの監視指導員を退職されております。平成21年4月に医療法人社団創生会花憩庵に勤務をされ、現在常任理事兼所長としてお仕事をされている方でございます。現在まで至っておると。 経歴について申し上げます。平成20年4月に金ケ崎町固定資産評価審査委員会委員に就任をされております。平成21年8月からは、金ケ崎町固定資産評価審査委員会の委員長を務められ、今日まで至っておると、こういう方でございます。 このように、固定資産評価につきましては、飯田は識見が高く、そして経験豊富、豊かであると、こういう方でございます。人物的にも、職務整理をされておりますので、引き続きまして委員をお願いいたしたいと思うのでございます。 以上を申し上げまして、議会の同意をお願いいたすものでございます。よろしくお願いいたします。 任期は、平成29年4月1日から平成32年3月31日まででございます。 以上を申し上げまして、提案といたします。 ○議長(伊藤雅章君) 説明が終わりました。 お諮りいたします。暫時休憩したいと思います。暫時休憩することにご異議ございませんか。           〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(伊藤雅章君) ご異議なしと認めまして、暫時休憩を宣します。            休憩(午後 2時49分)                                                    再開(午後 2時56分) ○議長(伊藤雅章君) 休憩を解いて再開いたします。 休憩前に引き続き会議を行います。 お諮りいたします。本件は、人事でございますから、質疑、討論を省略し、直ちに採決したいと思います。これにご異議ございませんか。           〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(伊藤雅章君) 異議なしと認めます。 したがって、質疑、討論を省略し、採決することに決定いたしました。 採決いたします。この採決は会議規則第77条第1項の規定により、無記名投票で行います。 議場の出入り口を閉めます。           (議場閉鎖) ○議長(伊藤雅章君) ただいまの出席議員は16名であります。 次に、立会人を指名いたします。会議規則第30条第1項の規定によって2人以上の立会人とともに投票を点検しなければならないとされております。 したがって、立会人は会議規則第30条第2項の規定により、1番、青木俊悦君、2番、千葉良作君、3番、阿部典子君、以上3名を指名いたします。 投票用紙を配付いたします。           (投票用紙配付) ○議長(伊藤雅章君) 念のため申し上げます。 本案を可とする方は賛成、否とする方は反対と記載願います。 なお、賛否を表明しない白票及び賛否が明らかでない投票は反対とみなします。 無記名投票ですので、投票議員氏名は記載しないでください。 投票用紙の配付漏れはございませんか。           〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(伊藤雅章君) 配付漏れなしと認めます。 記載をしてください。 投票箱を点検します。           (投票箱の点検) ○議長(伊藤雅章君) 投票箱は異状なしと認めます。 ただいまから投票を行います。 事務局長が議席番号と氏名を読み上げますので、順番に投票願います。 事務局長。           (職員、氏名を点呼 投票) ○議長(伊藤雅章君) 投票漏れはありませんか。           〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(伊藤雅章君) 投票漏れなしと認めます。投票を終わります。 開票を行います。 1番、青木俊悦君、2番、千葉良作君、3番、阿部典子君の立ち会いをお願いいたします。           (開  票) ○議長(伊藤雅章君) 投票の結果を報告いたします。 投票総数15票、これは議長を除く出席議員数に符合いたしております。 投票結果、賛成15票、反対ゼロ票、以上のとおり賛成全員であります。 したがって、議案第1号 金ケ崎町固定資産評価審査委員会委員の選任に関し同意を求めることについては原案のとおり同意されました。 議場の出入り口を開きます。           (議場開鎖) △議案第2号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(伊藤雅章君) 日程第5、議案第2号 金ケ崎町農業委員会の委員等の定数に関する条例を議題といたします。 説明を求めます。 副町長。           〔副町長 小野寺正徳君登壇〕 ◎副町長(小野寺正徳君) 日程第5、議案第2号 金ケ崎町農業委員会の委員等の定数に関する条例についてご提案申し上げます。議案書の6ページをお開き願います。           (以下、「議案書」により説明のため記載省略) 以上で説明を終わります。何とぞ原案どおりご決定賜りますようお願いを申し上げます。 ○議長(伊藤雅章君) 説明が終わりました。 ただいまの説明の中で、附則の2番、金ケ崎町農業委員会に関する条例と書いてありますけれども、「規則」というふうに発言があったようでありますが、副町長。 ◎副町長(小野寺正徳君) 大変失礼しました。「条例」でございます。 ○議長(伊藤雅章君) そのようにご理解をお願いいたします。 説明が終わりました。 これより質疑に入ります。質疑ございませんか。 11番、梅田敏雄君。 ◆11番(梅田敏雄君) 11番の梅田敏雄です。過日の全員協議会でおおむね中身については十分理解したところでございますが、この農業委員の定数を半分程度として、新たに農地利用最適化推進委員の定数を設けるということの新たな新設でございますけれども、このそれぞれの委員は公募、推薦によるというふうな説明がありましたけれども、具体的にどのような形で公募あるいは推薦をする形になるのか、ちょっとその辺のイメージが湧かないので、どういう形になるか、その辺の公募、推薦の形についてご説明を願いたいと思います。 ○議長(伊藤雅章君) 答弁願います。 農林課長。 ◎農林課長(髙橋義昭君) 11番、梅田議員のご質問にお答えいたします。 今回農業委員会の委員等の定数に関する条例、ご提案どおり議決していただきました後は、住民等に対する制度の周知に関する説明会を各地区センターを会場に開催いたしたいと思っております。その後省令で定めます手続によりまして、町がその公募の規定を規則をもって定めております。その規則が、一応今回の可決を条件に4月1日から規則の制定をいたしまして、その規則に基づいて公募をしようというものでございます。 中身につきましては、応募用紙というもの、それからあるいは推薦を受ける場合には本人の承諾書等を添付した上で、それを農業委員会のほうの事務局に提出していただくと。個人、自薦である場合、それから農業団体、農業者からの他者からの推薦を受ける場合、二通りの場合が想定されますが、そういった応募用紙に必要事項を記載していただきまして、その上で応募していただくということになります。その場合には、その応募をした中身をもちまして、今度は規則に基づく審査会を開催しての審査ということで、それを経まして、その農業委員さんの名簿につきましては町長が調製しまして、定数の中で町長が議会の同意を得るための提案をいたしまして、議決を経て7月20日から着任していただくという中身になっております。 基本的には、今後のスケジュールとすれば、6月の議会にその任命に関する議案を提出したいと今考えて準備を進めているところでございます。 以上です。 ○議長(伊藤雅章君) 11番、梅田敏雄君。 ◆11番(梅田敏雄君) 大体わかりましたが、いわゆる公募、推薦という形ではなくて、町長の委任といいますか、依頼といいますか、ぜひともやってくれという、そういう形の人事の形もあるのかなと思いますけれども、そういった場合もあくまでも推薦、公募という形をとるのかどうか、それによらない形もあるのか、いわゆる町長の依頼というか、そういう形もあるのかどうか、その点だけ確認したいと思います。 ○議長(伊藤雅章君) 農林課長。 ◎農林課長(髙橋義昭君) 11番、梅田議員のご質問にお答えいたします。 ただいまのご質問の町長が特別に指名するという場合につきましては、定数に満たない場合、基本的には1カ月間の募集期間を設けなさいということで、最低24日という法律での規定はあるのですが、それの募集期間を設けまして、その中で応募に満たない場合、その場合はさらに期間を延長しなさいという規定がございます。それでも満たない場合には、町長のほうが適任者を選任いたしましてお願いし、その町長のお願いを承諾した上で議会議決を経るという手続がございますので、最初から町長が指名するという手続ではございません。満たない場合には期間を延長し、それでもなお満たない場合に町長のほうからあえてお願いするという格好になります。 ○議長(伊藤雅章君) 10番、山路正悟君。 ◆10番(山路正悟君) 1点だけお聞きしますけれども、任命される農業委員には、農業に関して利害関係のないものという記述がございますけれども、この利害関係がないということは、具体的にどのようなことを指しているのでしょうか。 ○議長(伊藤雅章君) 農林課長。 ◎農林課長(髙橋義昭君) 今回の法律改正のいろいろ研修等によりますと、県の農業会議等の指導によりますと、農業者でないということが前提でありますし、基本的に農家の定義といいますのは、統計上なのですが、10アール以上の農地を有しという、そういった農家の定義がございますが、基本的には農業に携わっていないという方を想定しております。具体的に言えば、農地を有しない方で、例えば大学の先生とか弁護士さんとか税理士さんとか、そういった方々だというふうに例示は受けておりますが、いずれ農業者でないことということで、他の先行事例を見ますと、商工会のほうに推薦の説明をいたしまして、口頭によるものなのですが、どなたか商工関係者の方から応じていただけませんでしょうかというお願い、掘り起こし活動をしなさいという、そういう商工会に限らないのですが、そういう掘り起こし活動をした上で農業者以外の方からという、全く農業には利害関係のない方からという選び方をしなさいという規定がございますので、そういう規定に基づいてお願いしようという、応募してもらおうというふうに考えております。 以上です。 ○議長(伊藤雅章君) 9番、千葉正幸君。 ◆9番(千葉正幸君) 9番です。議案として出ていますのは、この条例だけでございますから、庁内の法整備については、課設置条例は変わりないと。つまり農業委員会事務局はそのままと。そのほか規則の配置とか、新たにつくるとか、要綱とか、どういうものを整備されるのでしょうか。 ○議長(伊藤雅章君) 農林課長。 ◎農林課長(髙橋義昭君) 9番、千葉正幸議員のご質問にお答えいたします。 現在法規審査委員会での審査を終えておりますのは、今回の定数条例の中でうたっておりますけれども、この定数の12人を選ぶ場合には、町長が議会の同意を得るべく委員さんの公募をするという手続を、これは法律上しなさいということになっておりますので、その農業委員の選任規則というものを定めます。これは、農業委員会等に関する法律の第9条に基づきまして、農業委員会の委員を選任するための手続を法の規定に定めるもののほか、町が定めようとする中身を規則として定めるものでございます。こちらを今制定しようとしておりますし、さらには農業委員の候補者の審査委員会の規則ということで、農業委員候補者の審査を行うため審査委員会を置くと、それに基づいた所掌の規定を定めた農業委員会の審査委員会規定を定めようとしております。 さらには、同じく今度は最適化推進委員についても同様に選任規則と、それから審査会を置くということで、最適化推進委員につきましては新しく農業委員に選任された方々が農業委員会として最適化推進委員を委嘱することになりますので、それに基づく選任規則であったり、審査会の設置規則であったりということで、現在4つ、条例を合わせますと5つの規則の条例なり規則の制定を予定しております。 以上です。
    ○議長(伊藤雅章君) 9番、千葉正幸君。 ◆9番(千葉正幸君) そうすると、農業委員会事務局の事務分掌に関する規則の改正はないのですか。 それから、従来のように農業委員会というようなものがあって、会長とか会長代理を置くとか、そういう規則とか、この新たにできる、農地利用最適化推進委員会というのが新たにできるのか、委員長ができるのか。この組織の運用の仕方のものはいかがなりますか。 ○議長(伊藤雅章君) 農林課長。 ◎農林課長(髙橋義昭君) 9番、千葉正幸議員のご質問にお答えいたします。 農業委員会の委員の選任につきましては、農業委員定数条例に基づく委員を選任するために、先ほど申し上げましたとおり、委員会を設置しますし、さらには条例の改正に伴いまして、関連する農業委員会規則のほうも改正いたします。それから、現在委員会を設置する規則を設けた上で、農業委員として委員を選任する場合の、先ほども説明しましたが、農業委員会の委員の選任に関する規則を定めるということにしておりますし、それをさらに農業委員の選任に当たっての審査をする審査委員会を設けるという規則も今つくるという前提で、法規審査委員会には審査していただいております。 あとは、農業委員会の事務局の中でも関連する規則改正が必要だということで、改正は法規審査委員会のほうで審査していただいております。農業委員会の中での体制とすれば、特に大きな組織改正というものはないところではございますが、主任を置くとか、あるいは今のところは、特に今回の改正に当たって関連する部分、農業委員会事務局としては特にはないところでございます。 ○議長(伊藤雅章君) 答弁漏れはありませんか。 農林課長。 ◎農林課長(髙橋義昭君) 恐れ入ります。それでは、農業委員会の規則の一部を改正する規則の中身におきましては、現在選挙で定められた委員の数を15人とする、あるいは議会推薦の委員については2名とする、さらには法律で定められた委員については3名の委員とするという委員会構成、組織の中身を農業委員会会議規則でうたっております、現行の規則の中で。これを今回の条例改正の議決を得ました後は、委員会規則の改正も同時に行うということで、農業委員10人、それから最適化推進委員14人というふうに改める規則を別途今審査委員会のほうでは審査していただいております。 あとは、農業委員会事務局規程の中では、現在農業委員会の事務局につきましては、その事務分掌の中で農業委員会委員の選挙資格に関すること、これを農業委員会の事務局のほうで所管する事務分掌になっておりますが、今回の法律の改正によりまして、公選法で、公選による委員の選任ではなくなったために、この部分を削除するという事務局規程の訓令の改正もする予定にしております。           〔「農業委員会の会長とか職務代理」と言う人あり〕 ◎農林課長(髙橋義昭君) 会長、それから会長職務代理者につきましては、農業委員会等に関する法律のほうで互選をするというふうにうたっておりますので、そちらのほうで、本則でうたっておりますので、当町のほうの規則等ではうたうことはなくしております。 ○議長(伊藤雅章君) ほかに質疑ありませんか。           〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(伊藤雅章君) 質疑なしと認めます。質疑を終結いたします。 討論に入ります。討論はありませんか。           〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(伊藤雅章君) 討論なしと認めます。討論を終結いたします。 採決いたします。採決は起立により行います。 議案第2号 金ケ崎町農業委員会の委員等の定数に関する条例は、原案のとおり決することに賛成する各位の起立を求めます。           〔起立全員〕 ○議長(伊藤雅章君) 起立全員であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。           〔「休憩」と言う人あり〕 ○議長(伊藤雅章君) 暫時休憩します。            休憩(午後 3時26分)                                                    再開(午後 3時27分) ○議長(伊藤雅章君) 休憩を解いて再開いたします。 休憩前に引き続き会議を行います。 △延会について ○議長(伊藤雅章君) お諮りいたします。 本日はこれにて延会したいと思いますが、ご異議ございませんか。           〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(伊藤雅章君) ご異議なしと認めます。 △延会の宣告 ○議長(伊藤雅章君) 本日はこれにて延会といたします。 ご苦労さまでした。                                (午後 3時28分)...